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2009年02月26日 イイね!

「オトナ帝国の逆襲」に見える楳図モチーフ

今日初めてアニメのDVDを買ってしまった。

「映画 クレヨンしんちゃん モーレツ!オトナ帝国の逆襲」

「映画秘宝」や「BSアニメ夜話」で以前から絶賛されていたこの作品。
ようやく見ました。

「ルパン」を借りた宮崎駿の「カリ城」。
「パトレイバー」を借りた押井守の「劇場版パトレイバー」。
アニメの傑作・問題作はこの「軒先借りて・・・」パターンが多いと思うが、
この作品も「クレヨンしんちゃん」の設定を借りて、
原恵一監督の情念が爆発したと言われている。

これ、劇場で子供連れて大画面で見た場合、
親はどんな思いで劇場を後にしただろう。
子供たちは、しんちゃんの普段以上のギャグやアクションを見ながらも、
おびえていなかったのだろうか。
作品からも、そして、一緒に「いるはず」の親の様子からも。

2001年の作品だが、今見ても傑作、というか、
時がたてばたつほどこの作品の価値は高まるはず。
なぜならば敵役のケンに「20世紀は終わった」と言われてしまった時、
21世紀が深まるほどその言葉が重たくなるはずだからだ。

ヒロシ父ちゃんが我に帰ってからの敵とのやりとりが、
まったく今までに見たこともない展開。
あんな静謐な敵がいただろうか。
いや、あの「敵」はすべての大人たちを代表しているわけだから、
本当に子供向けギリギリの脚本だったと思う。
つーか、まったく子供向けではないのだが・・・。

見ながら、これは楳図作品へのオマージュなのでは?と思った。
「子供」と「オトナ」の関係をえぐりだした先人・巨人といえば、
楳図かずお。
繰り返しこのテーマにこだわっていた結果が「恐怖漫画」と呼ばれた。

劇中、親が突然豹変して子供に牙をむくシーンは、
『ママがこわい』

子供たちだけがサバイバルさながら餓えていくシーンは、
『漂流教室』

しんちゃんが東京タワーを駆け上るシーンは、
『わたしは真悟』!

塔から飛び降りようとしたケンとチャコのふたりは、
未来の「さとる」と「まりん」なのか?

この作品のキモである「懐かしいにおい」は、
万博の1970年の「時代のニオイ」なので、
ちょうどこの年に生まれて赤子だった自分にとっては、
正直、懐かしさを感じずらいのは否めないのだが、
ひろし側としんちゃん側のはざまにいる自分は、
どうこの作品と向き合えばいいのだろう。

絶賛することも無関心もよそえない、
宙ぶらりんになっている自分がいる。

この後世に残る名作に、
コサキンがゲストで登場してくれたのも嬉しい。
映画を愛する二人を引き合わせてくれた縁があったのだろう。


ちなみに今ならようつべで全部見れます。

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Posted at 2009/02/26 02:00:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | 音楽/映画/テレビ
2009年02月23日 イイね!

ブライトとラオウ

『染みるブライトノア』(カンゼン)
『ラオウ最強伝説』(別冊宝島)
を立て続けに読む。

ブライトとラオウ。
この両者を時間軸にして編集していくと、
アニメや単行本の順番通りだと結構複雑な「ガンダム」と「北斗の拳」、
ふたつのサーガがすっきり見えてきた。


ブライトがダブルゼータで異常にセリフが増えたこと、
ラオウに唯一重傷を負わせたのはリハクだったこと、
ブライトが「何やってんの!」と言ったのは一回しかなかったこと、
ラオウが敗北したのはフドウだったこと。

ブライトとラオウ、
ふたりの意志がそれぞれの作品を支えたのは間違いない。

Posted at 2009/02/23 22:03:03 | コメント(3) | トラックバック(0) | 趣味
2009年02月22日 イイね!

コサキン終了について

コサキンが今春ついに終了するということがわかった。

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もう聴かなくなって10年たつが、
中学3年から大学卒業までの約8年間は毎週聴いていた。
関根の思想下の中で今の自分の人格が形成されたといっても過言ではない。
人生を変えたラジオ番組だった。
友達もコサキンリスナーだけだった。

関根を追い続けて、出演するテレビも逐一見て、
関根がどうやって今の位置にいるかもほぼ把握している。
ここにきて関根の妄想力が注目され始め、
関根メインのDVDも制作されたりしているが、
関根の最近の「老い」を見るにつれ、少し遅かったような気もするし、
ひょっとして周りがまだ関根を生かし切っていないような気もする。

関根がラジオで作り上げた、
「意味ねぇ~!」「くだらねぇ~!」「ひっでぇ~!」
という楽園。
世間一般の「意味」「価値」「善悪」を解体し、
自分の視点と趣味と知識で再構築していく作業。
それは確信犯的な狂気であり、
その狂気がしっかりと根底にあるからこそ、
表の絶対的な常識なふるまいにつながっていく。
「ばっかでぇ~!」と叫んだあと、
「これあげよう」と相手を救う。
それが関根イズムであり、
それを一生をかけて実践し続ける姿勢にわれわれは興奮した。

コサキンが幕を閉じても、
「意味ねぇ~!」は滅びず。

「タンパク質~!」

Posted at 2009/02/22 20:58:23 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2009年02月15日 イイね!

ウンザ・・オホッ!

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ドイツ人は愛嬌あるんだよなぁ。

途中で「チンコ」って言ってるし。
Posted at 2009/02/15 20:18:59 | コメント(2) | トラックバック(0) | 音楽/映画/テレビ
2009年02月15日 イイね!

スケートリンク

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日本なら中野&織田あたりでやらないかなぁw

Posted at 2009/02/15 00:52:49 | コメント(5) | トラックバック(0) | スポーツ

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「伊良部逝去の今日、巨人・大村の打順は二番だった。」
何シテル?   07/29 21:25
カービューさんは便利ですね~。
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