アニメのOPを探っていくと、
自分の好みのもうひとつの「柱」が浮かび上がってきた。
それは、「少女漫画原作アニメ」だ。
しかも低年齢向け雑誌原作。
「きんぎょ注意報」(「なかよし」)
「水色時代」(「ちゃお」)
「とんでぶ~りん」(「ちゃおDX」)
それぞれ原作を凌駕したといっていいすごいアニメだったが、
「赤ずきんチャチャ」(「りぼん」)の存在は今でも「奇跡」だと思っている。
当時のアニメ界の横綱セラムンに一矢を報いたのはこの作品しかないはず。
大学2年生の時、
「なかよし」と「りぼん」を北24条の本屋で買ったことは忘れられない。
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メイン級の登場人物リーヤ役を香取信吾がやってた関係で、
このSMAPバージョンOPが後期に特別に生まれたと記憶している。
(後半の最初だったか?最終回だったか?)
前作の「姫ちゃんのリボン」には草彅剛が出てた。
当時のSMAPはテレビ東京のこの枠のアニメに声優として出ていた。
だからはじめてSMAPのこと知ったのも「アニメージュ」だった。
俺は今でも香取の声を聞くとリーヤの顔が浮かぶ。
岸谷五朗の声を聞くと、タ~ちゃんの顔が浮かぶように。
しかし、香取はこの作品がトラウマになっているのではないだろうか。
なんせチャチャとリーヤの主役二人が脇役に喰われていたからだ。
とにかく、やっこちゃん、マリン、お鈴のトリオに、師匠のふたり。
演出や声優陣の回を追うごとに高揚していく驚異的なテンション。
(このOPは後期バージョンだが、脇役陣の昇格をきちんと示した画期的な作品。
やっこちゃん印の広告サイコー!
そして、よく見ていくとリーヤは、登場シーンからふてくされているし、脇役にどなったり、殴られたり、泣(啼)いたりと、当時の香取の精神状態を表しているような象徴的な仕上がりである。
前期のOPと比べるとその違いは際立つ。)
それでいてこの作品はあたたかった。
香取やSMAPはこの作品に鍛えられた。
だからこの現在でも生き残っているのだ。
ちなみにこの作品唯一のベテラン日高のり子も、
しいね役はまさかの新境地だったよなぁ。
かっこよかった。
Posted at 2008/05/11 02:42:57 | |
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