正午、Perfumeが出演するというので、
テレビの前で正坐して待つ。
予想どおりあ~ちゃんの独壇場。
誤解されそうで怖い。
一番驚いたのは、
「若い坊さんにダントツの人気」という紹介だった。
昨日からyoutubeで電気グルーブの「モノノケダンス」を繰り返し聴く。
言わずと知れた深夜アニメ最高視聴率をたたき出した「墓場鬼太郎」のOP。
(ありがたいことに北海道では現在まだ放映中)
おそらく一般的には「見慣れたものとちがう鬼太郎」→貸本コラージュのOP→天久聖一作の電気PVという流れで驚きの連鎖が続くのだと思う。
講談社版から兎月書房版鬼太郎まで「ビビビ」と浴びていた自分にとって、
「墓場鬼太郎OP」は、水木作品の到達点ではないか、との感慨がある。
このOPがつくられるために今までの水木作品はあったのではないか、とまでおもう。
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動画制作も楽曲も、実に水木イズムの根底をすくいあげてくれている。
この原作を使う手法は、水木作品だからこそ映えるのであって、
ほかの作家や作品では原作作家か映像作家かどちらかの作り手の思いが出過ぎてバランスが悪くなりそうな気がする。
しかし「フキダシ」ってあらためてすごい発明だ。
アニメとマンガって相性悪いはずなのに、
漫画の持つすごさを再確認させてくれたこのアニメと作り手さんたちに感謝。
この史上に残る怪物作品に対する唯一のガチ作品が天久聖一作の電気PV。
田村信風の子泣きピエール瀧に猫目小僧石野卓球(カッコイイ!)。
カップルはつのだじろう、逆ど根性ガエルの絵柄は日野日出志。
水木、楳図、日野、つのだ、と日本を代表する怪奇(だけではくくれない孤高の特殊)漫画家をリスペクトオマージュしながら、電気のレイブ世界をしっかりと描いてくれる。
さらに平成の百鬼夜行として、騒音おばさん、宮沢りえ、小島よしおに、
江戸の世から、北斎タコレイプに豆腐小僧、つるべおとしが降臨。
(すべて勝手な推測で書いてすいません・・・)
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子泣きの小便をドラッグとすれば、
日本風土の鬼太郎的「学校も試験もなんにもない」盆踊り世界と、
レイブがつながった。
三人のブロス連載を愛読していた者として、最敬礼です。