ヒッチハイカーおばあちゃん

その昔、S2000乗りの娘が
広島から千葉へ向かう途中
高速道路上某SAでヒッチハイカーの若僧を拾い

途中高速降りたら絶対道も解らないので
ヒッチハイカーと共に我が家に来て

その若僧と共に
普通に我が家で晩メシ食っていったということがあったが。


なんかそれを思い出す事件がありました。



昨日、バイト休みで
買い物しながらテレテレ走っていたら

道端で おばあちゃんが
こっちに向かって手を挙げた

『？？』

周り見渡してみても私しか居ないので

『あたしですか？』
とゼスチャーすると
おばあちゃんは こくりとうなづいた

おばあちゃんのとこで停まって
『どうしました？』
と聞くと

『アンタ、この先に〓〓医院ってあるの知ってる？』
『えぇまあ。』

『じゃ、そこまで乗せてくれんかね？』

『えっ！』

『大丈夫だぁ銭は持ってる』
『えっ！いやその！お金は貰えませんから！』

『？…ダメかい？』

『ダメじゃないですけど、〓〓医院まで結構ありますよ？』
『あるね』

『そこまで歩く気でしたか？』
『だって自転車壊れちゃったもの』

『解りました。ドゾ狭いですが。』
『ありがとうね～』


ドアをあけ
助手席にちょこんと座ったおばあちゃん。


一路〓〓医院へ。

…(゜Д゜；≡；゜Д゜)

おばあちゃん、
乗った途端に落ち着かない様子でキョロキョロ。


『どうかしました？』

『…この車はタクシーと違うかね？』
『タクシーじゃないですよ』

『えぇっ！』

『普通の一般車両ですよ』

『おかしいと思ったよ～やたらイスが低いし～』

……(^^ゞ

『お金見るとこ（料金メーターのことらしい）も無いし～』
『あはは。料金メーターは付いてませんよ』


そうこう言ってるうちに病院到着。

『ハイ着きました』

『あの～何ていってよいやらわかりませんが』
『はい？』

『ありがとうね』


そう言って
おばあちゃんは、おやつに持ってきたのだろう袋に入ったバームクーヘンを２個くれました





これでタクシーに間違えられることは３回目ですが

なんか楽しい気持ちで帰ってきました