エンジンフードにオミヤゲ

酔っぱらいさんたら


あぶなくてよ(笑)




昨日、夜勤に向かう途中
道路の隅っこで
何だか怪しげな二人組


行動明らかにヘン。


フラフラと道端に躍りでたり戻ったり
何かこっちに手招きしたり。


時間も時間だし
恐らくお酒呑んで
ゼッコーチョー御機嫌なのだろうと推測


テキトーに避けようと思ったら
おじさんいきなり



『止まって――ッ！』
『止まって――ッ！』


ハイ？
何かあったの？


と思って
おじさんの前で止まってみる
したっけ



『止まってくださり、ありがとうございます～♪』



あ～…完璧
出来上がってらっしゃる


『どうしました？』
『見た通りですが～』

『ハイ？』
『酔っぱらいでぇ～す♪』

『見て解ります』
『ですよね～』
『だよね～♪』

『楽しそうじゃないですか』
『ええ～♪』


ええ じゃねぇし(-"-;)


と思っていたら
片割れのおじさん空気読む


『すみません～♪ご迷惑おかけしましたぁ』
『いえ』

『お礼にこれを』


と渡してきたモノ


目の前の飲み屋のオシボリ(推測)


『だだだ、駄目ですよ！オシボリは店に返さなきゃ！』
『大丈夫だも～ん♪』

『だいじょばないってッ！』
『貰ってくれよぅ～友情のシルシに～♪』
『イラネ』
『うわぁ～完全拒否っすか～』
『当たり前だろがッ！』

どうしても友情のシルシを贈りたいらしいおじさん
なんかキョロキョロして


『じゃあ、ここのテーブルに置いちゃうよ～』



？
テーブル？


テーブルってどこだ？



『じゃあ～お気を付けて～』
『ああ、ハイ。』


『行ってらっしゃ～い』
『お仕事頑張ってぇ～』





酔っぱらいに
なぜか見送られたよ
いゃあ轢かなくて良かった










店に着いて
何気なくクルマ見たら




ΣΣ(ﾟ□゜)




エンジンフードの上に
オシボリ鎮座(チーーン)












てめーコノヤロ
酔っぱらいオヤジッ！




ＭＲ２にテーブルなんか無いぞッ！