鈴のブログ一覧

よく言われるんですが。

『なんで車に名前がついてるんですか？』


『うーん・・
前車ライフは自分でつけましたが（龍二号）
MR2は彼女が名乗ったんです』


そういうと
ちょっと変な目で見られます


そりゃあそうよね
クルマは機械だから、しゃべるはずが無いもん

だけどね・・・


あのMR2の鍵が私のものになって
初めてキーを回してエンジンかけたとき

『この子は・・女の子だ』

と思いました



普通スポーツカーってキビキビしてて
どっちかといえば男性的。

動いた感じは、確かにスポーツカーでキビキビしてる。
だけど

どこかが違う。


強いて言えば、宝塚の男役に出会った感じ？

うまく説明できないけど・・
そんな感じでした


クルマは機械です
しゃべるはずもないし、意思も無い
ドライバーの言うとおりに動いて、そうなるもの


本来はそうです。

だけど


以前、付喪神について書きましたが
私はそうは思えなくて。


ただの機械と思いたくないんです




私はMR2を買うにあたり

『純正の黄色でエアバッグとABSが付いている、純正に近い４型のNA車』
という条件を出していました


もともと玉数が少ない４型で
しかも黄色というと　なかなか出なくて


『このクルマ白だけど、相当お買い得だから、全塗装すればいいじゃん』

『そんないろいろ付いたの要らないから、買うとしても全部はずしますよ？』

『あ～、うっせ。お前みたいなうるさくて面倒な客は　あんま居ねえよ！』


サンブリさんを一年間、相当困らせました


深雪が来る前
黄色いMR2を４台見送りました
その中には、深雪よりも修理が進んでいて、いろんな装備も付いていて
誰が見ても　お買い得だった車もありました


だけどなーんか
買う気にならなかった


私もサンブリさんも
ちょっと諦めていたあたりで
深雪が業者の中古車オークションに　ひょっこり出て

サンブリさんから画像を送ってもらって
その姿を見たとき

『この子だ！！』と言いました

『結構走行逝ってるし・・何にもしてなさそうだけど？それでもいいの？』
『この子うちの子になります！』
『まだわかんないでしょが・・』


サンブリさんがもう一軒と競ってくれて。


なんの装備も付いていない
フルノーマルの４型MR2、走行１２万５０００キロの車体が７０万超えなんて
普通ありえん金額ですよ・・


でも
この子だと思う車にしか　乗る気にならなかったんです







『MR2が出てるよ』といって
教えてもらって最近読んだ『オーバーレブ！』という漫画の主人公が


自分の愛車AW11をミスター（MR）と呼び

剛性UPのためドリルで愛車に穴を開けようとしたら

『いやああ！！痛そう～』と泣いてた


クルマの気持ちを知って
その通りに動くことができると

クルマ自身が喜んで、性能以上の力を発揮する





あ～・・
気持ちすっごい解るー！！




と
真剣思ってしまったあたしって
どっかおかしいのかなあ？






＊＊補足＊＊

オーバーレブ！は古本屋さんでたまたま見つけた巻しか読んでいないから
話が飛び飛びで、全体の話がどうなってるというのは全然わかりません