鈴のブログ一覧

え〜…


いまワタシの布団の隣では
愛犬まる が



高いびきで寝ています(>_<)




おかげで寝付けない夜
皆様いかがお過ごしでしょうか



いまチラッと見たら
コッチに尻むけてオナラしましたよ…
（女の子なのに）


悔しいので
シッポ握ってビックリさせてやりました




まぁ
そんな日常はさておき



今日は
専門学校のときの同級生宅であった
今だに謎な事件についてお話しします




同級生宅では
両親と妹、それに加え
お父さんが可愛がっていた柴犬がいたのだそうだ


同級生宅の犬は
柴犬という犬種には珍しく
あまり吠えることもなく
どっちかと言えば落ち着いてる性格だったそうで
誰にでもすぐ懐く
柴犬らしくない柴犬だったそうな




ある日お父さんが
犬の散歩を終えて帰ってくると


空き家だった隣に
片言の日本語を話す
四千年の歴史の国から来た家族が引っ越してきていた


お父さんが玄関の門を開いたとき
異国からきた家族は それに気づき
ピョコっと会釈したので

お父さんもニッコリ笑って会釈した



すると
主であろう、男性がひとりでお父さんに挨拶に来た


『ヨロシクオネガイシマス』

『こちらこそよろしく』


お父さんは
異国の人の片言の日本語にも関わらず
気さくに話に応じていた


和やかに話が続いて
異国の人は
ふと お父さんがつれていた犬に目が行った


『イヤー、イイ犬デスネー』


『そうですか？普通の、どこにでもいる柴犬ですよ？』


『イヤイヤー、イイ犬イイ犬。カワイイ。』


可愛がっている犬を褒めてもらって
お父さんは上機嫌で帰ってきた




それからというもの


隣の異邦人は
同級生宅の犬を見るたび


『イヤー、イイ犬デスネー』



と
犬を褒めてきた



『きっと、お隣さんは犬好きなんだね』



同級生宅は
誰も疑わなかった






そんな時





本当に突然





犬が居なくなった






もちろん
同級生宅では大事件で



家族じゅう あちこち探し回ったが
犬の行方は全くわからない





ある日突然
姿を消した犬






一体どこへ…？







そうだ





お隣さんにも聞いてみよう
あれだけ犬好きなんだもの
何か知ってるかもしれない




同級生は
お隣に行き



『あの、ウチの犬 見かけませんでしたか？』



『イヤー、イイ犬デシタヨー』







……。




？







え？
なんで過去形？











それからすぐ
お隣の異国人家族は
また何処かへと引っ越していった








犬の所在は
今だに解っていない。