BlogやTwitterをやっていないので、こちらで備忘録代わりに。4月1日から、本格的にAmazonで置き配指定が始まった。Amazonが発送・配達する注文の初期設定の配達が「置き配指定」になっており、置き場所が玄関横になっている。実はこのサービス変更に気づくのが遅れたため、不在時に届いた注文のひとつが玄関横に置かれていた。我が家は門扉のある一軒家で、かつ玄関の軒下も雨がかからない場所なので、置き配されるのは特に問題ない。だが、さすがに商品をそのまま外に置かれるのは気分的によろしくない。Amazonに限らず、宅配便の受け取りは、その日の予定を左右する重要なイベントだ。我が家はAmazon以外でも、ヨドバシ.com、ビックカメラ.com、Yahooショッピング、楽天、モノタロウ、ebayなどの様々なeコマースを活用しており、宅配便が日常的に届く。これらの配達は「配達予定日」はわかるものの、「配達時間」を指定できることは稀だ。当日の何時ごろに届くかがわからない以上、その日は荷物を受け取るために外出を躊躇してしまうことが多い。時間指定配達サービスを行っている宅配業者もあるが、これも配達時間に幅があり、その時間帯の外出は控えざるを得ない。例えば午前中指定の場合は、9~12時の午前中まるまる時間が拘束されてしまう。また昨今では、宅配便の再配達率は16%に達しており、再配達に伴うCO2排出量の増加や、宅配ドライバーの負荷が高く配達効率を妨げるなど、重要な社会問題のひとつとなっている。【参考】国土交通省・報道発表資料再配達率を下げる方法のひとつに、宅配ボックスの設置という手がある。これだと、不在時でも荷物の受け取りを行うことができる。【参考】Panasonicの設置型宅配ボックス市販されている宅配ボックスは堅牢性、安全性に優れ、更に工事設置するタイプなら盗難防止に高い効果を発揮するが、設置後は移設が困難であったり、ボックス本体と設置工事の費用を合計すると安くはない金額がかかってしまったりと、導入に少々二の足を踏んでしまう。そこで今回、宅配ボックスを自作してみた。あらかじめ断っておくと、今回の自作宅配ボックスは簡易的なもののため、市販の設置型宅配ボックスと比較すると著しくセキュリティ面が甘いものとなっている。今回自作した宅配ボックスの材料は「ベランダ収納ボックス」などと呼ばれているコンテナ型のもの。これに盗難防止用ワイヤー、シヤチハタ式認印を設置し、玄関ドア横に置いてあるだけだ。ベースのボックスは、Amazonの大きめのダンボール箱でも収まるよう、大型の収納ボックスを選択。簡易的な盗難防止対策として、ボックスに穴をあけてPC用の盗難防止ワイヤーを通し、穴より大きいカラビナで内側から固定している。これでワイヤーは抜けない。ボックスを片付けたい場合はカラビナを外してワイヤーを引き抜くだけだ。ワイヤーの片方は単管パイプ製ウッドデッキ(これも自作)の土台に固定している。認印はシヤチハタ式のキャップレスを用意した。万一の盗難・不正使用に備えて、印影はネコのイラストが入ったものにした。これを100均で購入したチェーンでボックスに固定し、ボックス底に重石代わりのレンガを入れた。天板には、これが宅配ボックスであることが分かるように説明書きした紙をセルフラミネートフィルムで貼り付け。内側には使い方を記載しクリアファイルで貼り付け。以上で完成である。これまでAmazonの置き配指定の商品を3つ、この宅配ボックスで捕獲できている。なかなか使い勝手が良い。但し、再度述べるが、今回の自作宅配ボックスはセキュリティ面に関しては非常に甘く、盗難される可能性はゼロではない。宅配ボックスを過信せず、高額商品は配達時間を調整し手渡しで受け取る、門扉は開け放さない、防犯カメラをつける(今後設置予定)などの対策を取ることが必要だろう。【材料一覧】・収納ボックス:天馬株式会社 ベランダボックス120 1,980円(ホームセンターで購入)・盗難防止ワイヤー:サンワサプライ eセキュリティ(2.0m 4.6mm)SLE-8W-2 319円(あわせ買い対象商品)・認印:スタンプラボ・インフィニティ イラストスタンプ ジョインティJ9 1,000円・ダイソー:カラビナ 110円・ダイソー:認印用チェーン 110円・ダイソー:セルフラミネートフィルム 110円計3,629円