
【愛車を操る喜びを最大化!空力で走りがどう変わる?】
〜イメージで掴む空力利用 第3弾〜
皆さん、こんにちは!カボです😊✨
今日は、僕が考える「空力の利用と、その力を車に取り入れたい目的」について、イメージを交えながら深掘りしていきます!
「ダウンフォースを得る」ってよく聞きますが、「何のためにその力を車に取り入れたいのか」、皆さんは考えたことはありますか?
今回の投稿が、愛車にとって空力がどんな意味を持つのか、考えるきっかけになったら嬉しいです。
【カタログの数値だけじゃない!空力利用の目的とは?】
車に乗る時、皆さんは「風の力」をどう使いたいですか?
よくディーラーさんのカタログに載っている「空気抵抗」の値。これをすごく気にする方もいますよね。「なるべく航続距離を長くしたい!」というエコ志向の方もいれば、僕のように**「タイヤのグリップ力を空気によって高めたい!」**という方もいるはず。
ソーラーカーや電気自動車のように「空気抵抗を減らして燃費を極限まで高める」方向は、今回はちょっと置いておきますね。今回は、僕の愛車であるNDロードスターでも追求している**「タイヤのグリップ力を空力で上げる」**という視点でお話を進めていきます!
「揚力」って知ってる?高速走行でフラつく原因はこれ!
車が前へ進むと、タイヤが回ることでその周りの空気を引っ張り、タイヤハウスの中に連れていきます。この空気と、フロントバンパーの下を通ってきた風がタイヤハウスの前の方でぶつかり合って、空気がギュッと溜まる場所ができます。
ここで登場するのが、飛行機や車にとって超基本的な考え方「ベルヌーイの定理」です。
空気は、
* 速く流れれば気圧が低くなる
* ゆっくり動けば圧力がかかる
* 行き詰まれば高圧力になる
この「高圧力」が車の場合、上方向に働く力になります。これが「揚力」です。
皆さん、高速道路で時速100kmくらいで走ると、ハンドルが軽くなったり、少しフラフラするって感じたことありませんか?あれこそが、この揚力の力でタイヤが地面に接地する力が弱くなっている証拠なんです。不安になりますよね。
特に揚力が発生しやすいのは、フロントタイヤのタイヤハウス前方下部や、デコボコしている床下を流れる風が空気の溜まり場を作ってしまう場所です。
グリップ力アップが最優先!ダウンフォースで走りを変える!
グリップが高性能なタイヤを履いていても、この揚力で接地感が下がってしまってはもったいないですよね。そこで必要になるのが、揚力を減らすこと、そして同時に**「ダウンフォース(下にタイヤを押し付ける力)」**を得ることなんです。
タイヤの接地性が上がると、駆動輪なら加速が良くなりますし、高速走行時のタイヤの限界も引き上げられます。グリップ力アップで、タイヤのクッション性が増して乗り心地がマイルドになる上に、路面へのダイレクト感も増して、安定して安心な走行ができるようになるんです!
その代わり、最高速は少し落ちるかもしれませんし、タイヤノイズが増えたり、路面によっては乗り心地が悪くなることもあります。でも、僕たちがエアロパーツを付けたいって考える一番の目的は、やっぱり**「グリップ力を高めて、安心して走りを楽しみたい!」とか「もっと速く走りたい!」**が優先されるのではないでしょうか?
【NDロードスターとダウンフォースの深い関係僕の愛車】
NDロードスターに話を絞ると、このダウンフォースからコーナーでの高いグリップ力を得たい、というのが最優先だと感じます。ロードスターの魅力である軽さゆえの加減速のしやすさ、ヒラヒラと走る操作性、そしてオープンカーとしての開放感。これらを最高に楽しんでる速度域って、大体80kmくらいまでだと思うんです。もちろん、それ以上の速度で走る場面もあるでしょうが、それは部分的なシーンが多いはず。
ダウンフォースをかけるということは、最高速を阻害することになります。だから、普段求める最高速は何キロくらいで十分なのか、その最高速と引き換えに得る「安定感の中のハイグリップ」という決断が、エアロパーツ選びや愛車のセッティングを決める上ですごく重要になるんです。
「最高速も欲しいし、グリップ力も欲しい、コーナーも安定して速く駆け抜けたい…」これはレーシングカーでも作るのが難しい条件なんですよ。
レーシングカーは、そのコースに合わせてセッティングを変えます。富士スピードウェイなら最高速重視、テクニカルコースならダウンフォースをガンガンかける、といった具合に。だからこそ、自分の愛車でどんな走りをしたいのか、その**「ターゲット目的」をしっかり決めることが一番大切**だと思います。
【ベルヌーイの定理と空力パーツの秘密】
空力を利用する基本的な考え方として、「ベルヌーイの定理」があります。
* 速く動く空気は気圧が低い
* ゆっくり動く空気は気圧が高い
* 空気は高い気圧から低い気圧へ動く
飛行機やレーシングカーがこの原理を強く採用しています。リアウイングを例に考えてみましょう。
翼型になっているウイングは、下側が膨らんでいて、上側は反っていますよね。風が当たると、下を通る風が速く流れて、上を通る風より遅くなります。この速度差で、上から下へ空気を押し付ける力が生まれるんです。飛行機はその逆で、揚力を発生させて飛び立ちます。
車でダウンフォースをかけるには、車体の下側をより速く、スムーズに空気が流れるようにすることがすごく大事なんです!市販のエアロパーツは車体の表面上部に目が行きがちですが、実は下側を抜ける風の処理が、ダウンフォースの要と言っても過言ではありません。
理想は、車体の下側をフラットにすること。最近のスーパーカーや一部のハイブリッドカーはフラットな形状をしていますが、ほとんどの車は床下がデコボコしています。そこに風が引っかかって、揚力が発生してしまうんです。
ディフューザーやアンダースポイラーの役割とは?
よく見かける「ディフューザー」は、長い距離を使って空気を速く抜くためのパーツです。適切な角度や長さで、ボディ上面との空気の流れのバランスを取ることが重要なんですよ。
そして、風が何かにぶつかった後の動きも重要です。垂直に近い部分に空気が衝突すると、その障害物を包み込むように回転しながら後方に流れます。この時、「負圧(空気を吸い込む力)」が生まれるんです。
フロントのアンダースポイラーやリアウイング、ボンネットやフェンダーのダクト、そしてガーニーフラップなどは、この負圧を利用して空気を吸い出し、流速を速めるために使われています。
ドラッグ(空気抵抗)とのバランスも重要!
一方で、「ドラッグ(空気抵抗)」というものも発生します。空気の流れが乱れたり、壁にぶつかったりすると、それが大きな抵抗になるんです。大開口部のダクトなど、見た目はカッコよくても、抵抗になる場合もあります。
ダウンフォースもドラッグも、速度が速くなれば倍々に大きくなるという共通点があります。だから、速度を上げた時にドラッグが大きくなりすぎて、他の空力メリットを打ち消してしまうようなら、対策が必要なんです。
空力の世界は本当に奥が深くて、話すと止まらなくなりますね!💦
ちょっと長文になってしまいましたが、図と合わせてイメージを掴んでもらえたら嬉しいです。
最後に、
ウイングの翼端板や実はサイドステップも、風を横に逃さず整流するための仕切りになる大事なパーツです。
前から後ろへスムーズに風を抜くこと。そして、下側の風をもっと速く流すこと。
これこそが、ダウンフォースの要になる考え方なんですよ😊
想い、、、
一人でも多くの車好きさんに、空力を利用した走りの面白さを知ってもらい、体感してもらうことで、今ある愛車をもっと楽しい領域で走らせる仲間を増やしたい! そんな想いで、これからも皆さんに情報をお届けしていきます。
今回も、好意でのご案内ですので、ご意見や誹謗中傷はご容赦くださいね🙏
日本は世界に誇れる自動車大国だから
そこのオーナー達は空力も普段から利用して楽しんでいるのか?
そんな風に海外の人が驚くような空力を利用している日本のユーザーが増えてほしいです
今回の説明を最後まで読んでくれてありがとうございます。また色々と投稿していきますのでお楽しみに〜〜😄😄😄😊