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2020年03月23日 イイね!

映画『クリスティーン』

映画『クリスティーン』映画の評論などということをするつもりではないのですが、ふと、思い立ったのでブログにて書き上げてみようかと思った次第です。

さて、今日ブログに紹介しますのは、1980年代前半に放映されたアメリカの映画。
『クリスティーン』


どんな映画なのかと申しますと……。

※物語内容(ネタバレ)――
 主人公の1人である高校生アーニーは、内向的で両親にも反発できない気弱な少年だった。そんな彼は、もう1人の主人公のデニスと親友付き合いをしているが、彼は自身と正反対の性格を持つスポーツ万能のイケメン高校生である。

 アーニーは、とある学校帰りにて、廃車同然だった『プリムス・フューリー(1958年型)』を見つけると、何故かその車に魅入られてしまう。所有者であるという老人から『クリスティーン』という名前があると教えられる。アーニーは、デニスの反対を押し切って、貯金を叩いてまで、即決で『クリスティーン』を買い取ってしまった。
 両親から呆れられ、猛反対されたアーニーは初めて親に強く反発し、意地でも直して乗ろうと決意し、ダーネルという工場長が経営する修理工場に車を移し、自動車整備の知識と技量があるアーニーは、自力で修理に取り掛かるのであった。

 ところが、アーニーは『クリスティーン』に掛かりきりになると、日に日に性格が変わり、内向的だったものが積極的、或は攻撃的なものとなる。加えて学校内でも注目の的であった女子生徒のリーを彼女に持つなど、以前の彼とはまるで正反対であった。
 しかし、『クリスティーン』を不気味に感じるリーは「まるで見られているみたい」と嫌っていた。ふと、嫌気がさしてシートを2~3回殴ると、出られない様に車内に閉じ込められ、危うく窒息死させられそうになってしまった。

 さらに、アーニーを虐めていた4人の不良グループが、アーニーの『クリスティーン』に目を付け、修理工場内に駐車していた『クリスティーン』をボロボロに破壊してしまう。
 翌日、これを知ったアーニーは愕然となり、「原因は自宅に置かせてくれなかった両親が悪い」と責め立る。また『クリスティーン』を嫌う恋人リーが心配の声を掛けても完に全疑心暗鬼になって突き放してしまう。
 意地でも修理しようと決意するアーニーだが、そこで不思議な事が起こる。何と、ひとりでに破損していたエンジン部が治っていたのだ
 これを見たアーニーは『クリスティーン』の力を確信し、彼女に向かって

「見せろ」

 と全てを曝け出せ、と言わんばかりに呟くと、『クリスティーン』は逆再生したかのように元の姿に戻ってしまった。
 そこから『クリスティーン』の復讐劇が始まる。

 アーニーが知らぬ間に、不良グループが次々と『クリスティーン』の餌食となってしまう。
 1人は、追い詰められて壁に挟まれて圧死。1人は働いていたガソリンスタンドへ襲撃しに来た『クリスティーン』に跳ね飛ばされ即死。同じくスタンドにいた1人は、体当たりされた車から漏れたガソリンの引火で爆発死。最後に残るリーダーは、スタンドの爆発で全身が火だるまになったにも拘らず、燃え盛りながら追いかけてくる『クリスティーン』にひき殺された

 親友のデニスも、『クリスティーン』に関わってからというもの、アーニーの様子は明らかに変だと思い、買い取った老人に車の事で話を聞いた。すると、既に亡くなった自身の弟が、この『クリスティーン』を買って乗り回していたが、それからこの車に関わった人間は、全て不幸な死を迎えているという、呪われた車だと知った。

 そこで、リーと共にアーニーを助けようと修理工場に呼び出すが、そこで待ち受けていたアーニーが乗る『クリスティーン』にひき殺されそうになる。
 完全に憑りつかれたアーニーは、『クリスティーン』が体当たりの弾みでボロボロになっても自己修復させたうえで、執拗にリーを突け狙おうとするものの、体当たりの反動が強すぎたことから、その弾みで運転席から外へ投げ出されてしまい、その際にガラスが身体に突き刺さり致命傷を負って絶命してしまう。
 『クリスティーン』はアーニーの死を悼む様に音楽を車内から流して、なおも追いかけようとするが、そこでデニスの操縦するブルドーザーに圧し潰され、完全に破壊されてしまった。

 後日、『クリスティーン』は解体屋でプレスされて金属の塊になってしまうが、それでもなお、不気味さを放つのであった……。

――と、長ったらしい文章になりました。


この作品の見どころは、何と言っても『プリムス・フューリー』です(実は、姉妹車である『ヴェルベディア』を使っているという話のようですが?)。全米から数十台掻き集め、それぞれをカーチェイス用、破壊用等と使い分け、壊したようです。
なかでも、不良たちにボコボコにされた『クリスティーン』が、またたく間に再生するシーンは見物でしょう。CGの無い時代にあって、かなり工夫を凝らされた表現です(映画予算の大半が、実はその辺りにつぎ込まれているとか?)。
また、車内が見えない様にスモークガラスにしてありますが、中に乗って運転していた人も、かなり見えずらかったと話していて、夜中にマスタングを追い掛け回したりするシーンも、かなり大変だったとか。
他にも、文字通り火だるまになった状態で不良を追い掛け回すシーンも、耐熱服スーツを着てもかなり危険な撮影だったと話してました。

無論、役者もかなりの演技力です。
特に主人公アーニーの、ビフォー・アフターの変貌ぶりは驚きです。
地味な黒縁眼鏡でオドオドしていたのが、コンタクトに変わって服装も洒落たものになり、眼つきや顔つきも変わるなど、役者さんの演技力には感心します。

原作はスティーブン・キングの小説で、映画にする都合上、かなり内容を省いたようですが、原作未読の私からすれば特に違和感は有りません。

愛車を大切にしたい身からすると、何か頷いてしまう部分もありました。
もしも興味がありましたら、一度は見てみるのも一興かと思います。

余談ですが、私のプレジン君も、クリスティーンみたいに自己再生能力があれば……
(;´∀`)

アーニー君みたいに支配されるのは御免ですがwww
Posted at 2020/03/23 21:14:54 | コメント(3) | トラックバック(0) | 音楽/映画/テレビ

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主に日産車、光岡自動車にお世話になってます。 マイカーは、 初代、日産ステージア 2代目、日産ブルーバードシルフィ(FG10) 3代目、日産ラティオ(N17)...

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