CHAdeMO adapter

ようやく正式にモデル３がチャデモアダプター対応になった様です。
参考：electrek

もう一年くらい前（カナダでリリースされたくらい）から「チャデモアダプターが使えた」とか、「パーツリストにアダプターの記載が」とか、「Shopに一時的にアダプターが登場した」とか数々の噂や情報漏洩があった訳ですが、日本等チャデモが普及している国に対してなのかこの時期にようやくという感じです。

日本では地域によってはチャデモが使えないとなれば致命的な事になりかねませんが、既に「少なくとも日本ではチャデモに対応する」というアナウンスもありましたので時間の問題と言うか、特に心配もしていませんでしたが納車前に他の地域でもリリースされれば検証にもなりますね。

チャデモアダプターが$450-でモバイルコネクター（普通充電用）が$275-ですから両方必要な場合はチャデモアダプターを最初に付属（無料）させてモバイルコネクターを自費で購入するのがお得になりそうですね。

ヨーロッパでは既にモデル３はCCSに車両側で対応し、スーパーチャージャー側もハード的な改造を行っています。
中国では他のモデルまでGB/Tに対応させています。

市場として需要が見込める地域にはその地域に合ったポートを用意してきたテスラですが、チャデモが重要視される地域には当面はアダプターで対応する事になりそうです。

個人的にはどの規格よりもスーパーチャージャーのプラグもソケットもデザインが好きなのでアダプターの対応で良いと思います。

ただ残念なのは現在ショップで見る限り、大方の予想通り今まで同様に50kWまでの出力にしか対応していなそうなところです。

日本でも90kW出力のチャデモが登場しはじめ、リーフe+やタイカン、EQCなど従来に比べ容量の大きなBEVが増えると共に出力の大きなチャデモ規格の充電器の増加が期待できますが、モデル３ではその充電器をフルには活用できないという事になるかもしれません。

これが50kW以上のチャデモに対して検証が行われていないという理由でのソフト的な制限であれば将来的に期待できるとは思いますが、アダプター自体の電気容量等のハード的な制限であれば、将来対応となったとしてもアダプター自体を買い替える必要がありそう。

この辺りも需要が低いままであれば、今後どれだけ対応してもらえるのかは厳しい現実が待っているだけだと思われますが、売れてくればより出力の高いチャデモへの対応もスーパーチャージャーも増えるだろうと期待していたいと思います。