
2007年6月にCG CLUBに入会しました。CG CLUBはご存知のように、カーグラフィックス(カーグラTV)の二玄社と読者のクラブで、2006年にインサイトを買って、クルマに関連する色々なことに興味を持ち始めた頃で、お友達にも誘われたので申し込みをしました。
メンバーカードが届き、定期的にニュースレターが届き始めた最初の号(だったと記憶しています)に、CG編集部の牧野幸子さんという方が6月3日に亡くなられ、二玄社の黒須社長による追悼文が掲載されていました。
牧野さんを存じ上げていたわけではないのですが、追悼文を読んで生前のお人柄や突然の旅立ちであったことを知り、私とさほど年齢の違わない女性編集者の牧野さんのお名前は記憶に残りました。
その数ヵ月後、初めて見学した2007日本海クラシックカーレビュー(CCR)で、その牧野さんの愛車
FACEL VEGA FACELLIA (ファセル・ヴェガ・ファセリア 1962)が、彼女を偲ぶたくさんの写真をコラージュしたパネルとともに特別展示されているのに気が付きました。牧野さんはCCRのコンクールデレガンスの審査員をされていたそうです。
その日、帰りの高速道路で、積載車に載せられて東京へ帰るファセル・ヴェガ・ファセリアの後ろを偶然に走りました。ちょうどナンバーも見て覚えていたのですぐに分かりました。主を失った小さな車体の後ろ姿はさびしそうに見えました。
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翌2008年は記憶がなく、当日撮った写真を見てもファセルを写した写真はなかったので、この年は展示がなかったのか、それとも私が気付かず通り過ぎてしまったのかな?と思いましたが、偶然見つけたこの
サイトで、ちょうどCCRの頃はここで整備をしていたのかな?と思います。(2008年だけ、大会プログラムも買わなかった)
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2009年はまたCCR会場でファセルに再会することが出来、とても嬉しかったです。今年パレードに乗せていただいた黄色わさびさんのジュニア・ザガートと隣り合って、美しい紺色の姿を見ることができました。
そしてその年のCCRコンクールデレガンスの最高の賞である「日本海大賞」を、東京から自走でいらした牧野さんのお父様が受賞されたことを知りました。二玄社の方やメカニックさんがサポートしての自走参加だったそうです。
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2010年、今年も冒頭の写真の通り、今は車名にあるように星となった牧野さんの写真が飾られて、やはりお父様がエントラントとして参加されていました。
今年は閉会式まで残っていたので、会場でわさびさんにサヨナラをした後、Myインサイトを停めていた駐車場まで歩いて戻る途中、走って会場を後にするファセルを見送ることも出来ました。
日本で走っているのは数台(2台?)と言われるうちの1台である、オーナーの想いと周りの皆さんの心がこもった、希少なファセル・ヴェガ・ファセリア・・・美しい星に、また来年も会いたいです☆
午後のパレードでいただいた1本の赤い薔薇・・・帰りの車内で少し元気が無くなりましたけど、帰宅後水に挿したら綺麗に開きました。
【2010CCRレポート・いちおう終わり】
Posted at 2010/09/11 21:38:10 | |
Event | 日記