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2020年07月26日 イイね!

サイドシル内の状態観察

サイドシル内の状態観察防錆の目的で、5、6年に一度の頻度でサイドシル内にノックスドール(防錆ワックス)を注入している。本来サイドシルのような袋構造の部分は、一度注入すれば再施工は必要ないはずだ。しかし、ビートの場合はエアインレットからサイドシル内に埃や砂が入るので、ノックスドール層の上に埃が堆積した状態になる。
このため、5、6年に一度、サイドシル内を水洗いして埃や砂を排出し、よく乾燥させた後、ノックスドールを再注入する作業を行っている。

前回施工から6年ほど経つので、そろそろ施工の時期だ。施工に先立って、サイドシル内の現状をファイバースコープを使って確認した。

使用したファイバースコープは古いもので、性能的には今となっては貧弱だが、ある程度内部の状況を把握することができる。前回の施工前にもこのファイバースコープでサイドシル内を観察をした。映像は記録していないが様子は覚えているので、6年前の状況と比較することができる。


エアインレットからファイバーを挿入して動画撮影をした。

動画から切り出した静止画像なので、どこを見ているかは判りにくいが、以下の画像はいずれも運転席側サイドシル内部。



前方側(継ぎ目側)。黒く見える表面は、ノックスドールの層の上に埃(泥)が付着した状態。堆積物を部分的に剥がしてみたが、錆などは発生しておらず、よい状態が維持されているようだ。


後方側(リヤタイヤハウス側)。壁面は前方側と同様によい状態だが、後端部に泥が堆積していた。連日の雨が原因だとは思うが、泥はかなり水分を含んでいる。ノックスドール層の上とはいえ、よい状態とは言えない。

一方、助手席側は泥の堆積も少なく、全般的に良好な状態であった。

今回の観察でも明らかな錆は見られなかった。6年前に観察した際と比較しても、あまり変化していないようだ。しかし、後端部に泥の堆積が見られたので、そろそろ内部洗浄を行った方がよい時期だと感じた。
Posted at 2020/07/26 10:14:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 修理・整備 | 日記

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