
5、6年前の真夏の話。
使い捨てカメラのストロボ、サイリスタ、コンデンサーを使って簡単なタイミングライトを試作し、そのテストを兼ねてビートの点火タイミングを確認していた。ライトが暗すぎたり、感度が悪かったりで、ストロボを発光させるための電荷を蓄えるコンデンサーの容量を変えながら試行錯誤していたら、そのうちエンジンが止まってしまった。
セルを回しても始動せず焦ったが、冷静になって燃料ポンプの音を聞くとガソリンを吸ってない。燃料計もEの下を指している。
もともとガソリンが少ししか入っていなかったのだが、気付かぬうちに時間が経ち、ガス欠になってしまったのだ。
携行缶をもってガソリンを買いに行こうと思ったが、あいにく家にある別の車も自転車も出払っていた。最寄りのガソリンスタンドまでは1.5キロくらいなのだが、猛暑と作業による疲れで歩いて買いに行く気がしない。
そこでJAFに電話してみた。
「ガス欠になってしまったのですが」
「はい。場所はどちらですが?」
「自宅の駐車場です」
「…」
ガソリン持って来てくれました。2Lくださいと言ったら、
「5Lご用意してきたのですが…」
と言いながら、メスシリンダーみたいなのできっちり計って2L売ってくれました。会員なので費用はガソリン代のみ(300円くらい)。
写真はタイミングライトを試作していた時の部品たちの残骸。電子ライターのピエゾ素子を使って発光試験をした。このとき作ったタイミングライトは結局十分な性能が出ず捨ててしまった。その後、既製品の安いタイミングライト(3千円台)を買ってみたのだが、私が作ったものと同程度の性能だった…
いつかちゃんとしたのを作ろうと思っています(買えばいいのにってのはナシで)
Posted at 2019/01/27 21:12:07 | |
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