最近、ヘッドライトの光量不足でビートが車検に通らないことがあると聞いた。私のビートのヘッドライトは新車以来無交換で前面レンズは黄ばんでいるが、ときどき濡れぞうきんで拭く以上の手入れはしたことがない。バルブも純正品で、少なくともここ10年は交換した記憶がない。
しかし、ホンダ・ディーラーで受けた車検は今回で11回目になるが、ヘッドライトの光量不足を指摘されたことは一度もない。点検記録簿を確認すると、光量値は20年前から少しずつ下がってきているが、直近に至るまで基準値を20%以上上回る値が記録されている。
今年、東海地方のレクサス/トヨタ・ディーラーの大規模な不正車検が発覚したが、ヘッドライトの光量不計測が常態化していたことが報道されていた。この報道を聞き、以前から感じていた疑惑が濃くなった。実はヘッドライトの光量は測定しておらず、適当な値を記入しているのではないか?
作業時間短縮の目的だけでなく、ユーザーに光量不足を伝え、高額な新品ヘッドライトへの交換を承諾させるのは面倒な作業だろう。それが車の買い替えのきっかけになるならまだしも、買い替えそうもない客(つまり私のような客)の場合は気が進まないだろう。
そんなもやもやを解消するために、趣味がよい行為とは言えないが、今回の車検期間中に記録されたドライブレコーダーの動画を全て確認してみた。
疑ってごめんなさい。ちゃんと時間を掛けて丁寧に計測していました。

Posted at 2021/12/24 00:22:47 | |
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