ほれす太郎のブログ一覧

学生の身分とは言え、地方で暮らす子供には価格の上でも手頃な車でした。友人とのドライブなどでも活躍したようです。初めて付き合う車としては必要にして十分なクルマでした。

事情があって3年で手放しましたが、本当にもったいなかったです。もう少し一緒に過ごしたかったいいクルマでした。

この車に対する文句も含めて青春のマイカーでした。ただしU12を手に入れるなら、SRエンジンに載せ替えた後期型を選ぶべきだと思います。できれば2,000CCに拡大されたSR20を載せているものが良いと思います。

ある日の午後でした。ブルブルっとスマホが音を立てて、珍しく子供からのLINEが入りました。
「お父さん、ゴメン。事故った。」
お買い物の帰り道のT字路で車対車の事故を起こしたということでした。それから事故の状況を尋ねたり、やるべきことをアドバイスしたり、保険屋さんに一報したり………

その週末に急遽子供に会いに飛びました。

幸いにも双方に大きな怪我は無く、先方のご家族へのお詫びの電話でもかえって優しい言葉をいただきました。

そして…
子供と共にディーラーを訪問して、事故後に運び込んだインプレッサと対面しました。
覚悟はしていたものの、駐車場の片隅にあるその姿は、遠目に見ただけで元通りにするには金も手間も掛かることは分かりました。間近にその様子を見ると、内外共にこの車が受けた衝撃の大きさが更によく分かりました。
脇道からカーブミラーを見たつもりになって徐行していたとはいえ優先道路に侵入した我が家の青いインプレッサのフロントは、右から来ていた軽自動車の衝撃を受けて、エアバッグが両席とも作動するほどグシャリと潰れていました。事故直後の画像では相手側は一部に大きな凹みはあるものの車内までは影響していないように見えました。相手の速度と重量が一点に集中してこちら側にに伝わり、インプレッサのクラッシャブルゾーンに影響したのでしょう。
幸い相手方に大きな怪我は無く済んだと保険屋さんを通じて教えていただいてはいたものの、洗車直後で汚れひとつ無いままフロントが潰れて動けなくなったインプレッサを見ながら、よくぞ、相手の方と子供を守ってくれたものだと思いました。

車内に残してあった私物を回収し、最後の姿をスマホに収め（タイトル画像は初めて出会った時のものです）、お世話になってきた担当者と廃車手続きの進め方について打合せてからお店を出ました。

そして本日現地のスバルの担当者から解体業車への引き渡しが終わったとメールをいただきました。
もうあの青いボディに会うことは二度と有りません。