
ども。
よっぱーでございます。
われわれの愛車のエネルギーである燃料価格が乱高下するようになってけっこうな時間がたちました。
今日は僕らの暮らしには切っても切れないガソリン価格について、その推移を追いながら、一人でグチってみたいと思います。
今年については、「暫定税率」期限切れによる一時的な価格の下げ(5月のみ)があり、海外原油市場の高騰に伴う国内卸売価格の大幅な値上げがあり(~8月)、そこから一転して下降の一途をたどる(~現在)という流れで推移してきています。
10月最終週の段階で、東京のレギュラーガソリンの都内の平均価格は、151.3円/Lで、8月第1週の最高値(185.1円/L)から、13週連続で下落してきています。
これは海外投機筋が石油投機からほかのモノに方向転換しているからともいわれておりますが、産油国が増産体制に入ると、そのうち値下がりするだろという先読みも働いているのかもしれませんね。
乱高下はしたものの・・・昨年の同時期は145円台、一昨年の同時期は139円台でしたので、おそらく今月半ばには昨年レベルまで落ち込むものと考えていますし、年内には東京でも平均で140円を割り込むだろうと予測しています。(当たるかな?)
実際街道沿いのスタンドではハイオクでも150円未満、レギュラーでは140円を切る表示も出て来ていますし独立系の店ではもっと低い値段を掲示しているところも見かけるようになりました。
われら陸運業界が死力を尽くして荷主とバトルした「サーチャージ」も、なんだか色褪せる・・・どころか逆襲を食らいそうで恐ろしいことになってきます。
さて、日本各地ではどんな価格差が出ているかというと・・・
特別な設定の沖縄が一番安いのは別格として・・・。
145円未満が埼玉県のみ、以降滋賀・栃木・群馬・福井・千葉・大阪・香川、神奈川が10位で148.3円/Lとなっています。
意外なことに「激安天国」だったはずの茨城では、価格下落が鈍いようで、安い方から17位にランクされていました。(149.7円/L)
一方高い方からだとこうなっています。
最高は鹿児島の162.5円/L、以降長崎・島根・熊本・佐賀・大分・徳島・愛媛・富山・兵庫と続きます。なお、島根は160.2円/L、兵庫は153・9円/Lとなっています。
離島を抱える地区や精油所からの距離が長いという、地理的な条件が主なものと考えられますが、普段ですと高値の上位にいる長野県では、今回11位という位置に下げていました。
なお、ハイオクについてはレギュラー単価+10~11円といったところのようですね。
アメリカの原油市場の波長と、日本のそれとは2ヵ月半程度のラグがあるようですから、今しばらく燃油価格は低めで推移すると思いますが、何にせよ乱高下というのはよくないですね。
10月も陸運企業の倒産の話をいくつも伺いました。
取引のあった中堅の企業も、70億円からの負債を抱えて倒れました。
でもこれは8月の燃油価格がピークになったときに感じたものです。
「10月は危ないぞ!」って。
陸運業界では「需要家」として燃料会社から「掛け売り」で買うわけですね。
早い会社で末締め/翌末払い。遅いところでは末締め/翌々25払い(半金半手)・・・・・。
そうすると翌々月の決済がキビシイ!となるからです。
同時にご家庭で使われているクレジットカードも、最長50日じゃなかったでしたっけ?そうなるとこういった形で個人のカードで燃料を入れている軽貨物のドライバーの方々も大変だったと思います。
少々長くなりましたが・・・どちらにせよ政治の介入でも何でもスタイルは問わないので、健全な物流を支援する形を国や政府にはもっと積極的に行ってほしいと思うものです。
生活を支えているのは物流であると!
軽んじて見ないでほしいなあ・・・。(ひとりごと)
以上、燃油価格の乱高下についてのグチでした。おしまい。
なお、「画像」は石油情報センターの情報を自分なりに取り纏めたものです。(仕事での関連もあるので)PCのブラウザでご覧になるのに適した大きさです。
もし、この表をお使いになる方は念のためワタクシまでご一報ください(TB含めて)
Posted at 2008/11/03 12:52:01 | |
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