
09年のプロ野球日本シリーズは、皆様ご存知の通り、読売巨人軍が北海道日本ハムを下して、日本一の座に返り咲いた。
巨人ファンの皆さま、誠におめでとうございました。
主将たるものが、ガムを噛みながらお立ち台で「最高です」と述べたあの一瞬から、フラッグの行方なんかどーでもよくなったので、すでに興味も失せておりました。
昨日のMVP発表のお立ち台ではさすがにガムは噛んでおらず、プレー中もそんな様子はなかったところを見ると、サッカーの川崎のみなさんみたいにメディアにぼこぼこにされる・・・という事態はうまく回避できた(表向き)ようですが、いずれにしても、僕のように「興醒めだね」という人たちは少ないはず。
巨人軍よ、紳士たれ!
ならば、今一度悔いあらためて、来年には、後ろ指をさされないようなプレーを貫いて、再度祝福されたし。
前振りが長くなった。
本当に書きたいのはそんなことじゃない。(多少毒は吐きたかったけど)
そんな巨人軍の中で気になる選手がいた。
ひょっとして今シーズンで・・・と気になっていた。
闘将、
木村拓也、37歳。この男だ。
そんな彼が、やっぱりというか心配していた通り、この日本シリーズ終了とともに、自らの現役生活にもピリオドを打ってしまった。
彼は1972年宮崎県生まれだ。
SMAPの木村拓哉とは名前の読みが一緒で。同い歳である。
1991年に日本ハムに捕手として入団、その後広島に移りユーティーリティー・プレーヤーとして磨きをかけ、そして請われて巨人軍へやって来たのは2006年だ。
以降4シーズン、彼は小柄な体にガッツをみなぎらせ、投手以外のすべてのポジションをこなしてきた。
そんな彼も37歳になっていた。19シーズン目が、今シーズンとなっていた。
37歳という年齢は、一般的にプロ野球の選手としては最晩年といって過言でない年齢になる。
オレなんか48歳。もう誰もそんな年の現役選手はいない。あの、ハマのおじさん・工藤(来年は故郷に帰るの?)だって46歳だ。
王貞治=40歳、長嶋茂雄=38歳、張本勲=41歳、山田久志=40歳。
江川卓=32歳、稲尾和久=32歳、中西太=36歳、堀内恒夫=35歳。
こうやってみても、やはり最晩年という年齢と闘って来たのだろう。
昨シーズン、規定打席には届かなかったものの常に3割前後の高打率をキープ。
124試合に出場し、.293、巨人軍4年間の最高の輝きを放ったシーズンだった。
今シーズンは中盤以降ベンチに居ることが多くなり、僕は心配をしていた。
今シーズン中は捕手がいなくなり、急遽、彼が捕手として登場したこともあった。試合中のアクシデントで捕手登録者をすべて使ってしまった非常事態に彼がマスクをつけて登場、無事に切り抜けた、あのシーンだ。彼がああいうこともあって巨人の団結が強まり、以降快進撃した一つの理由に挙げられるだろうと評価していた。
しかしその日、9月4日以降・・・徐々に彼の活躍する姿が見られなくなってきていた。
おい、まさか、燃え尽きたか・・・・・?と。
そんな彼の引退だけに、心に来るものを感じたのだ、強く。
来シーズンは、西武に移籍の後今シーズン限りで引退した江藤智共々、巨人軍のコーチとして若手の指導につくと聞いている。
江藤にはおおらかさと辛抱強さを、木村には戦う姿勢と何にでも対応するんだという意欲を、若手にそそぎこんでほしい。
お疲れ様でした。けれど、休養はそんなに長く取れないぞ!キムタク!!
少々休んで、次の任務に突入して、炎のファイターを育てて下さい!
え?アタクシですか?
これからお仕事です(涙)
おれの日曜日、返せ~~~~~
Posted at 2009/11/08 08:03:20 | |
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