
2月の終わりに・・・
僕は彼女をとある店で見初めた。
彼女はその店で静かに微笑みかけてくれていた。
最初の出会いの時は、僕は彼女に声をかけるでもなく、また彼女も僕に声をかけるでもなく・・・。
僕は多くの客のうちの一人だった。
僕が住む町と彼女がいる店とは直線距離でおよそ100km。
容易な距離ではない。
だがしかし、僕には彼女の店のある地域に業務で行く幸運を得たのだ。
以降、4回・・・・・。
僕はそのたびに彼女がいる店に通い、時には声をかけ、時にはその体に触れ・・・。
彼女は静かに・・・僕に体を預け、静かに僕を見つめていた。
そうこうしているうちに・・・・・。
僕の気持は納まりがつかないレベルにまで達してきていたのだ。
僕は何とかして彼女を自分のものにしたくなってきていたのだった。
友人にも打ち明けた。応援してほしいと。
友人たちは「自分で決めた道なら、多少のリスクがあっても自分を信じて進め!と。
そして昨日・・・。
その街からの帰り道。
僕の車の助手席には彼女が居たのだった。
やっとの思いで・・・・・。
他の誰かに攫われることもなく、彼女は待っていてくれたのだった。
それから僕と彼女は高速道路を走りながら時折見つめあっていたのだった・・・
その彼女の名は・・・・・
YAMAHA APX7A amb
エレアコ(エレクトリック・アコースティックギター)ですよん♪
はい、お疲れ様でした(爆)
茨城県の石岡市にある「HARD OFF」で彼女は売りに出ていたのです。
僕は業務で石岡を訪れる機会があり、そして半ば趣味とも化した「HARD OFF」巡りで彼女と出会ったのでした。
こういう店では結構回転が速いのですが、なぜか彼女は売れ残っていたのでした。
あるいは僕を待っていてくれたのかもしれません。
彼女は何時も店の売り場から・・・
「早く東京に連れていってくんない?」と言いたげな視線を投げかけていました。
何分、彼女は静岡生まれ(ヤマハの工場)の茨城育ち(水戸のヤマハ店の保証書付なのよ)
彼女を手にとり感じたのは「ネックの具合がよくないのかもしれない」ということ。
低音部、特に開放弦での「ビビリ」が気になるところでした。
これはとりあえず、マスターに見てもらおうと考えました。
さて、石岡から彼女を乗せ、僕は自宅駐車場に着くと、その足で「駐屯地」→ken♪s昭和→に赴きました。
あらかじめマスターには彼女をゲットしたいと考えていたことと、今日ゲットしたことは報告済です。
店につき、彼女に触れたマスターはやがて診断を開始。
そして道具箱からあれこれと道具を出し、弦を緩め手術が始まります。
ものの数分で手術終了。
多少の左側の反りはあるものの、マスター曰く「これはネジで調整すれば治るはず!」とのこと・・・・・。
彼女はいい響きのする「鳴り」を取り戻したのでした。
そうして昨晩はいきなりの駐屯地デビュウを果たしました。
昨晩の駐屯地は19時過ぎに僕がたばこを買いに店を出たところに「おばちゃま」の大群がいたので「楽しい店だからどうぞ~」と声をかけたところ、その「おばちゃま」方が退去、じゃねえや大挙で来襲!もとい来店。
いきなり「彼女」も僕もステージで活躍と相成りました。
一緒にいた「エリック」はリードギターで加勢してくれて、楽しいひと時を送れました。
で・・・
彼女ですが・・・・・
OVATION1617と交代して、駐屯地に常駐することとなりましたとさ。
おしまい。
Posted at 2009/04/25 10:23:23 | |
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