はなパパンのブログ一覧

朝仕事へ行く支度をしていたら、お袋からメールが…


「今朝タマが死にました足腰が弱くなって最近は二階にも上がらなくなっていた
ので昨日タマが遊んだ二階の一部屋一部屋と家の廻り、元リズの家を通ってタマ
が生まれたと思える所を抱いて見せてやりました。手を合わせてやってね」

♀で20歳でした。

高齢だったし、いつかこの日がやってくるとは思っていましたが、
今日は仕事中、人のいないところで一日中泣いていました。

僕が中学生の頃から一緒でした。家族でした。
思い出がいっぱいです。

はじめて家に来たとき、僕が｢タマ｣と名づけたんだよね。
赤ん坊で、手に乗るサイズでした。
トイレ、一日で覚えました。
カーテンに登りまくってぼろぼろにしました。
僕の部屋の屋根裏部屋が大好きで、はしごをかけろといつも催促してました。
屋根裏部屋のほかに隙間のあるところが大好きでした。
覗いて、「見つけた」というと、フニャーといって抗議してました。
散歩にいったまま帰ってこず、一週間してやっと見つけて連れ戻せました。
気が強くて、外にいくと他の猫とケンカして、血だらけでした。
いつも兄弟の黒猫のリズと一緒でした。
ケンカも二匹で協力し合ってたね。
１０年前、リズが死んだとき、しばらくあちこち探してたね。
最近も、「リズ」と呼ぶとキョロキョロあたりを見回していたの知ってるよ。
なかなか外から帰ってこず、大好物の煮干で釣って家に帰しました。
僕が散歩に行くと、後ろをついてきて、一緒に散歩しました。
人に触られるのが嫌いなくせに、かならず人の集まる部屋にいました。
顎をなめるのが好きで、ザラザラした舌が痛かったです。
しっぽを触られるのが大嫌いでした。
お風呂が大嫌いでした。でも、人が入ってると気になって風呂場の前で待ってたり、扉を開けろと鳴いてたね。
毛づくろいしているのを邪魔してからかうの楽しかったです。
怒った姿もかわいくて、わざと怒らせたときもあるね。
帰宅すると、必ず体をすり寄せて挨拶してくれたね。
尿管結石になっちゃって、煮干が食べられなくなっちゃったね。
耳が遠くなっても、頭はしっかりして、歯も丈夫だったね。
コタツに座ると、必ず僕の膝の上にすわったね。


…ツライ時、いつもそばにいてくれたね。


そんなタマが大好きでした。

これから僕の心の中で一緒に生きるからね。
まだまだ先の話だけど、僕が召される時が来たら、また昔に戻ってあそぼうね。


かけがえのない時間をありがとう。

ありがとう、タマ。