2025年06月07日
抗がん剤を2クール投与後に内視鏡で切除、は特にご報告すること無し。
内視鏡手術での入院も1週間程度だったと思います。
ひと月後くらいだったかな、取り出した腫瘍を病理検査に出したところやはり癌だとの御宣託。
しかも筋肉層にまで浸潤があるので膀胱摘出と告げられました。
「ほーん」
我ながら呆れるほどビビりません。
ビビらないどころかお医者様に向かってとんでもないことを口にします。
「先生にこんなこと言うのが失礼なのは重々承知なんですが私、この世に未練無いんですよ。
このまま放置して死なせてもらう、てのはどうでしょ?」
「膀胱ガンはねえ、進むと排尿できなくなって透析を続け最後は地獄の苦しみ死んでいくようだよ。眠るように、なんてのはとても無理」
別に死にたいと思ってるわけではないんですけどね、とにかく生きることがめんどくさて仕方ない。
心筋梗塞のときに
「この程度の苦しさで死ねるならまあいいか」
と思ったのもこのせい。
また私だけが無知だったのかもしれませんが膀胱摘出と聞いて
「え〜、腹に袋ぶら下げんの?
やだなあ…
そんな姿になってまで生きててもなあ」
私、たぶん人並み外れて
「カッコいい」
にこだわります。
(俺はカッコいい、と言ってるわけじゃないすよ)
オストメイトになることに拒否感を抱いたのはまずはそこ。
オストメイトの方には失礼な発言かもしれませんが私もガン患者であった、あくまでも私の選択は、ということでご容赦ください。
息子が2人とも成人していたのも大きいかな。
「これで死ぬならあいつらにソコソコ残してやれるな」
と。
まだ彼らを育てなくちゃならない時だったら「助けてください」
と医師にすがりついてたと思います。
ちょっとカッコいい言い方をすると「死」は体験していないので概念、想像でしか無いわけで。反して「苦痛」は体験がありそこに「地獄の」という枕詞をつけられたら全力で
「それはヤダ」
で、先生に
「お願いします」
先生の説明を聞いてまた私の無知が露呈。
必ずしも体外に袋を装着する必要はなく、まずは膀胱形成術(新膀胱形成術、代用膀胱造設術)で膀胱を全摘出した後に、小腸の一部を使って新しい膀胱を作り、尿道に接続する。
それができなかった場合はオストメイト、と。
これなら外見は変わらない、と説明され一安心(バカだね)
因みにこの先生、この手術に関しては日本でも指折りの権威だそうです。
(某芸能人もこの先生に手術してもらうためにクロロ県に入院)
あ、心筋梗塞の時に手術してくれた先生も内視鏡手術に関しては有名な先生だそうで。
救急車で運ばれたり紹介状出されてふらっと行ったりで優秀なお医者様に診てもらえたんですから私も運がいいんでしょうね。
万一の時は医師と病院の名をお知らせしますのでご一報ください。
Posted at 2025/06/07 09:15:02 | |
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