2025年06月23日
40代にしてすでに死を恐れなかった理由です。
まあなんてことはない、人生をぶん投げていただけの話。
この頃絶賛家庭内離婚中。
別に妻と上手くいかないから人生に絶望したわけじゃないんです。
自分の未来が、少なくとも明るい未来が見えなくなっちゃったのがね。
結婚や家庭というものを甘く見ていた自分が悪いのは分かっています。
ちょっと寄り道しますが独身の頃レースの真似事をしてました。
その時ご一緒させていただいた方々のなかに若造の私から見ればかなりご年輩の方がいらっしゃいまして。
聞けば定年退職されてもう一度走りたい、とレースを始められたとか。
たかだか公務員の給料じゃレースを続けるのは無理だ、と思い始めていたので
「いいなあ、俺もそうしたい」
私のレーシングスーツと柄を合わせたツナギを子供に着せてピットから
「パパ頑張れ!」
と言ってほしい、なんて夢を見ていたんですけどね。
結婚を機にレースもやめて子供ができ家を建て、とまあ人並みの生活を送るわけです。
子供ができても家を建てても妻との仲は険悪になる一方。
独身時代に
「お前の幸せはなんだ?」
と聞かれて
「いい車、いい服、いい女」
と即答した俗物です。
あ、妻との仲が険悪になったのは私の金遣いが荒いとか女作ったとかじゃありませんよ(笑)
単に性格の不一致です。
でもまあ子供ができて家を建てて、ということで車にもファッションにもお金を使えなくなり子供たちの成長だけが楽しみ、という生活になったわけです。
それでイヤになったわけではないけれど生きているだけの人生なんて私には価値を感じられなかったのも事実。
自分が父と折り合いが悪かったせいで父親には「養ってくれた人」以上の価値を感じておらず…
てことで息子たちにも
「金の心配さえさせなければ俺はいなくてもいいな」
(死ねば住宅ローンもチャラになるし生命保険も退職金も出るしね)
息子たちのためなら死んでもいい。とは思っていたけどそれは単なる私のエゴに過ぎないとも言えるわけで。
妻とは次男が成人したら離婚しようと決めていたけどそれまでまだ10年以上。
我慢出来ないことはないだろうけれどこんなつまらねえ毎日を過ごさなきゃなんねえのか、なんて思っていた時だから
「ガンかも」
と言われて
「あー、そうすか」
と平然としていられたわけです。
やっぱり人生をなめてますわな。
Posted at 2025/06/23 10:30:56 | |
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