イタリアのデザイナー、ジョルジオアルマーニ氏が亡くなったんですね。
アルマーニ、憧れでした。
スーツは一着しか買えなかったけネクタイくらいならなんとか。
えーと…
お、これこれ。
アルマーニではなく
国産のダーバンです。
買ったのは20代の頃だからもう40年近く前。
何気なくネクタイコーナーを覗いたら
「お兄さん、私、貴方にお似合いよ」
という声が聞こえてきました。
まあ普通のリーマンなら馬鹿にされるブランドではないけれど当時はDCブランド全盛だったので
「Durbanかあ・・・オッサンくせーな」
と思いながらも妙に惹かれて
「生地がイタリア製ならまあいいか」
と買った記憶があります。
たしか8,000円くらいだったかな。
値段を覚えているのには理由がありまして・・・。
たまたまこのタイを締めて地元のデパートに行ったら・・・
あったんですよ、このネクタイが。
なんとアルマーニのコーナーに。
価格は15,000円でした。
もううれしくてずっとそこに立っていようかと思ったくらいw
で、気づいたわけですよ。
「このアルマーニというタグだけで7,000円かよ?」
まあ時代もあったんですが、ネクタイでもスーツでもブランドがいちばん重要だったんです、私には。
体にピッタリ合ったオーダーのスーツ(当時はダボッとしたラインが主流でしたけどね。これを直しに出してウェストをキュッと絞って逆三角形を強調してました。)よりもアルマーニとかヴェルサーチと記されたタグの方が重要w
ブランドものって
イメージ(広告宣伝)料・デザイン料・材料費、品質管理費etc
で価格が決められているのかな。
若い頃は材質や仕立ての良し悪しを見る目が無かったのでもうイメージ料だけに金をつぎ込んでたようなモンです。
で、そんな私の目を覚まさせてくれたのがこのネクタイ、というわけです。
自分への戒めとしてこのネクタイだけは捨てようと思ったことはありません。
アルマーニ氏の御冥福をお祈りします。
Posted at 2025/09/06 19:30:44 | |
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