自分と同じタイプ(かもしれない)方にお会いするどころかネットでもお見かけしたことすらないのでアホなオッサンの生成過程を少々。
膀胱ガンのことを書き連ねましたが実はその前に遺書を頭の中で下書きしたことがあります。
以下その時の話。
職場の電話が鳴りました。
受けたS女史(私より上席)
「クロロさん、がんセンターから電話です」
がんセンターには友人(♂)が勤務していたのでてっきり彼かと思い
「ハイよ〜」
聞こえてきたのは女性の声
(;゚д゚)ァ.... アワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!!
「ご、ごめんなさい、友人ががんセンターにいるもので…」
「そうなんですね(笑)
先日クロロさんが受診された肺がん検査の件でお電話差し上げました」
「はいはい」
「再検査が必要になったのでお越しいただきかせたいんですが」
「あら、そうなんすか。で、どうすれば?」
「まずは予約を取っていただくんですが一番早いのは…」
「じゃーその日でお願いします」
電話を切ったらやりとりを聞いていたS女史、
「どうしたの?」
「なんか精密検査受けろと」
「えー、再検査って普通文書で来るのよ。電話で受けろ、ってヤバいんじゃない?」
「そうなんすか?そういえば予約も『一番早いのは』なんて言われたわ。
俺、肺がんなんすかね?」
とまあ、再検査に行きましたよ。
忙しい職場だったので休暇は半日だけ。
がんセンターに向かう車内でタバコを咥えながら
「あ〜、俺死ぬのかな」
と息子たちへの遺書の下書きを頭の中で…。
息子は上がまだ小学生、下は保育園。
遺書もなかなか理解できないだろうから彼らが成人するまで毎年誕生日に一通ずつ届くようにしようかな、とかね。
受付で名乗ると最初にレントゲンを撮られました。
その後診察室に入るとレントゲン画像がかけられていて…
「全体的に白いでしょ?これ肺炎なんですよ。がんから肺炎発症することもあるから来てもらったんです」
「はあ…」
程なく先ほど撮ったのが届いたら

まあ、きれい。
「おー、きれいだね。
たまたま検診受けたとき肺炎起こしてたてわけか。
苦しかったでしょ?」
「ええ」
とは答えたけど実は言われて初めて肺炎だったと知りました。
たしかに酷い咳が止まらない時期があったんすわ。
タバコを吸うと一服で体が全力で拒否。
あー俺の気管支はこうなんだ、と分かるようなチリチリとした痛みと微熱付き。
「肺が受け付けねえw」
とボケると周りは
「やめなよ」
と言ってくれるんですが
「体は拒否しても脳が求めんのよ」
医師によれば画像からみる症状と年齢を考えれば入院コースだったそうですが仕事が忙しかったので休むどころか医者にも行かず…

を1日一袋のペースでなめてたら治っちゃった。
検査後すぐに職場に向かうとさっそくS女史
「どうだった?」
「カクカクシカジカ…」
女史、周りにも話していたようで集まってきた同僚達は
「そういえば咳してたよね」
「そりゃタバコ受付ないわけですよね」
「医者に行けって言ったのにクロロ行かなかったよな?」
「肺炎なんてなったことないもん、分かんないじゃん。
次は分かるから行くよ。
一応教えといてやる。
カンロのど飴を毎日一袋なめれば治る。
ポイントはアセロラは抜くことだな」
上に貼った画像は現在のもの。
当時はアセロラ味も入ってたけど酸っぱいのが嫌いな私はアセロラだけ周りに配ってました。
こうしてクロロ超人伝説(後輩のT君が命名)に新たな1 ページが加えられました。
このときすでに死ぬことは怖くなかったということだな、とは今になって思うこと。
思い当たる理由は…
長くなったのでこの次に。
Posted at 2025/06/21 09:08:58 | |
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