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クロロ軍曹のブログ一覧

2025年06月09日 イイね!

君、死に給うことなかれ(ちょっと寄り道)


私、「バカはバカと言っていい」主義です。
で、バカは私にとっては褒め言葉。
現役時代は部下にもそう言ってました。
部下をバカと言ったことはないつもりですが彼らには何度か
「バカですねえ」
と褒めてもらえました。

さて…

皆さまも3.11は今でも鮮明にご記憶かと。
発災直後に
「放射能が…」
と心配された方も多かったと思います。
(それが正常、それが普通、それが当たり前)

その時私は
「放射能が怖くてタバコが吸えるかよ。
今から癌になってもタバコのせいか放射能のせいか分かんねえよ」

と屋外で

(すんごく美化してます)

その後心筋梗塞、ガンとタバコが原因とされる病を得てもタバコを辞めてません。

それどころか
「お、やっぱり俺病気にビビってタバコをやめるような男じゃなかった。
有言実行じゃん」
と自分をほめたバカです。

地震の時もね、経験したことのない揺れに驚きはしたけど怖くはなかったんすわ。
命の危機に結びつけることができない、人間どころか生物として何か大切なもんが欠けてるんでしょうね。

で、タバコね。

妻がタバコ嫌いです。
付き合ってた頃は一言も文句を言われなかったのに結婚したら言う、てのはズルくない?
そうと知ってりゃ結婚しなかったよ。

だいぶ前ですが自室(2F)でタバコを吸ってたら階下から
「なんでこんなにタバコ臭いのよ?ちゃんとドア閉まってる?」
と声がかかりました。

「あ?そりゃアンタが臭いと思うからだろ。
俺には臭くねえ。
臭いなんざ好みの問題だろ?
好みでヒトに文句言っていいなら俺はアンタがブクブク太ってんのが気に入らねえ」
「この家の半分は俺のもんだ。
それを自分の部屋だけで我慢してんだからありがたく思えや」

もう白状しちゃいます。

彼女とはもう10年別居中です。
私から切り出して家を出ました。

家を出るまで15年ほど家庭内離婚状態。
子供がまだ幼かったので

こんな父親でもいないよりはマシだろ
彼らに「お父さんは俺たちを置いて出ていった」なんて思わせたくない

等々が理由。

こんな男だから上手くいかなったのか上手くいかなかったからこんな男になったのかは卵と鶏。

今思えば家庭内離婚も修行のようなもんで
先のこと、イヤなことは考えない
という特殊能力を身につけることができました。

おかげで死に対する恐れを抱くこともなくガンと告げられてもヘラヘラとやり過ごすことができたのか?と思うと彼女に感謝するべきなんですかね。

さて、今日は脚にステントを入れ直すために再度入院。
二泊3日の予定です。

入院に関してはすっかりベテラン、準備は万端。

実質48時間の禁煙をしてきます。

あ、タバコに関しては嫌煙派の皆様とは永久に分かり合うことはできないと思いますのでコメントはご遠慮くだされば幸いです。
せめてバッドでも押せればいいんですけどね。
そこはみんカラの運営にでも要望して下さい。

それでは。










Posted at 2025/06/10 07:07:55 | コメント(0) | トラックバック(0)
2025年06月09日 イイね!

君、死に給うことなかれ(膀胱ガン編その5)


手術が終わった晩は病室ではなくICUにお泊りでした。
(前の記事で重症個室と書いたのは記憶違い)

エコノミー症候群を防ぐためにふくらはぎにこんなの

を装着されて足を高い位置に持ち上げて


みたいなヤツでモミモミ。

ローラーからは
「ウォンウォンウォンウォン」
みたいな音。
ふくらはぎの装置はからは定期的にエアを抜く
「プシュー」
他にも部屋にあるなにかの機械からは
「ゴンゴンゴンゴン」
みたいな音も聞こえてとても静かと言える環境ではありませんでした。

んで点滴が2時間毎。

同室におじいちゃんがいてコチラは2時間毎に痰を吸引。
そのたびに
「うげ〜」「おえ〜」
と苦しげな大声。

彼の吸引と私の点滴交換が1時間ズレているので1時間毎に起こされます。

シャイな私の血管だけあって簡単には点滴針が刺せずアブノーマルな位置に刺したこともあってちょっと動くと外れてしまい
そのたびにアラームが鳴って看護師さんが刺し直しに飛んで来てくれて…

ほぼ眠れぬ夜を過ごしました。

まー、これくらいはイイんですわ。
特別に頼んでスマホを持ち込ませてもらっていたのでネットを徘徊して過ごしていました。

明け方に事件は起きた(笑)

ヘビースモーカーの定義がよく分からないけど私、1日20本程タバコを吸います。

入院中も点滴スタンドをカラカラ押して喫煙所でタバコを吸ってました。
(当時はまだ吸えたのよ)

手術の3日前だったかな、麻酔担当のお医者様に
「絶対に吸うな」
と厳命されてようやく禁煙。

それまで意識したことはなかったけどタバコのせいか痰がからむことがあるんすわ。

腹を切って麻酔が切れているのでちょっと咳払いするだけで激痛。

「イテテ…」
と超〜控えめに咳払い、そんなもんじゃ痰は切れず傷の痛みをこらえながら身体の向きを変えて痰を落とす作戦を決行。

体内を痰が流れる感覚なんざそうそう体験できるもんじゃねえな、なんて関心してる場合じゃなかった(笑)
変なところにカラんで息が出来なくなりました。

こらえきれずに咳払いした途端腹に激痛。
ベッドの上で一人悶絶しましたとさ。

嫌煙派の皆さんには
「ザマーミロ」
なんでしょうけどね。

これを読んでくれる方の中に愛煙家がいらしたらこんなことになることもあるので






Posted at 2025/06/09 09:24:50 | コメント(1) | トラックバック(0)
2025年06月08日 イイね!

君、死に給うことなかれ(膀胱ガン編その4)


さて、膀胱全摘と決まってすぐ手術、というわけではありませんでした。

また抗がん剤投与を2クール。

んで手術。
全身麻酔だから私には何の記憶もありません。
開始から終了まで12時間。

あとでナースさんに聞いたら先生、休憩無しでぶっ続けで手術するんだそうです。
飲まず食わずはもちろんのことトイレにも行かないそうで。
なんとそのためにオムツを履いて手術するんですって。
私も長時間仕事したことがあるけれど休憩はとったしゴハンも食べた。 もちろんトイレにも行った。
何より人間が12時間も集中していられるもんなんだろうか?

やっぱりお医者様ってスゴイ。


いいと言っているのに私の両親まで病院で待機。
息子たちが成人したことで
「もういいかな」
と思っているんですが親より先に逝くのはやっぱりね。
年寄りに哀しい思いはさせたくありません。

あ、大切なこと。
膀胱と前立腺(だったかな?)を摘出するんですが勃起のための神経まで切除する必要があるかも、との説明を受けてました。

なんだとおおおお!

私にとっては
「死ぬかも」
よりもオオゴトです。

ココは必死に先生にお願いしました。

神経は2本あり1本残せばなんとかなる、とのことなので
「多少のリスクは覚悟しますから何とか残してください」
とんだエロオヤジですわ。

でもね、そんな身体になってまで生きていたいとは思わないのですわ。
実際に機能を失った方には失礼な言い方かもしれませんがあくまでも私の人生観ということでご容赦ください。

麻酔から覚ますためなのかな?先生から
「終わったよ〜」
と声をかけられ朦朧としながら
「ありがとうございます」
私が答えたので先生、続けて
「神経は1本残したからね」
「ああ、ありがとうございます」
コッチの声のほうが力が入っていたであろうと。

このあと重症個室に入れられ一晩過ごしましたがここで悶絶することになるとは想像もしませんでした。





Posted at 2025/06/08 07:17:26 | コメント(0) | トラックバック(0)
2025年06月07日 イイね!

君、死に給うことなかれ(膀胱ガン編その3)


抗がん剤を2クール投与後に内視鏡で切除、は特にご報告すること無し。
内視鏡手術での入院も1週間程度だったと思います。

ひと月後くらいだったかな、取り出した腫瘍を病理検査に出したところやはり癌だとの御宣託。
しかも筋肉層にまで浸潤があるので膀胱摘出と告げられました。

「ほーん」

我ながら呆れるほどビビりません。
ビビらないどころかお医者様に向かってとんでもないことを口にします。

「先生にこんなこと言うのが失礼なのは重々承知なんですが私、この世に未練無いんですよ。
このまま放置して死なせてもらう、てのはどうでしょ?」
「膀胱ガンはねえ、進むと排尿できなくなって透析を続け最後は地獄の苦しみ死んでいくようだよ。眠るように、なんてのはとても無理」

別に死にたいと思ってるわけではないんですけどね、とにかく生きることがめんどくさて仕方ない。
心筋梗塞のときに
「この程度の苦しさで死ねるならまあいいか」
と思ったのもこのせい。

また私だけが無知だったのかもしれませんが膀胱摘出と聞いて
「え〜、腹に袋ぶら下げんの?
やだなあ…
そんな姿になってまで生きててもなあ」

私、たぶん人並み外れて
「カッコいい」
にこだわります。
(俺はカッコいい、と言ってるわけじゃないすよ)
オストメイトになることに拒否感を抱いたのはまずはそこ。
オストメイトの方には失礼な発言かもしれませんが私もガン患者であった、あくまでも私の選択は、ということでご容赦ください。

息子が2人とも成人していたのも大きいかな。
「これで死ぬならあいつらにソコソコ残してやれるな」
と。
まだ彼らを育てなくちゃならない時だったら「助けてください」
と医師にすがりついてたと思います。

ちょっとカッコいい言い方をすると「死」は体験していないので概念、想像でしか無いわけで。反して「苦痛」は体験がありそこに「地獄の」という枕詞をつけられたら全力で
「それはヤダ」

で、先生に
「お願いします」

先生の説明を聞いてまた私の無知が露呈。

必ずしも体外に袋を装着する必要はなく、まずは膀胱形成術(新膀胱形成術、代用膀胱造設術)で膀胱を全摘出した後に、小腸の一部を使って新しい膀胱を作り、尿道に接続する。
それができなかった場合はオストメイト、と。

これなら外見は変わらない、と説明され一安心(バカだね)

因みにこの先生、この手術に関しては日本でも指折りの権威だそうです。
(某芸能人もこの先生に手術してもらうためにクロロ県に入院)

あ、心筋梗塞の時に手術してくれた先生も内視鏡手術に関しては有名な先生だそうで。

救急車で運ばれたり紹介状出されてふらっと行ったりで優秀なお医者様に診てもらえたんですから私も運がいいんでしょうね。


万一の時は医師と病院の名をお知らせしますのでご一報ください。






Posted at 2025/06/07 09:15:02 | コメント(1) | トラックバック(0)
2025年06月05日 イイね!

君、死に給うことなかれ(膀胱ガン編その2)


さて、医師から
「取るぞ」
と言われた術式は内視鏡手術。

ここでも私のアホさ炸裂。

車のことなら1日中ネットを見てられるんですが病気や手術となると
「ほーん」
な~んにも調べなかったと思います。

うっすらと
「腫瘍てことは癌?」
とは考えましたけどね。

ここで言っちゃおうかな。

病気って患者にできること、何かあります?
私には思いつきません。
闘病という言葉があるけど私にできることは何もない。
闘ってくれるのはお医者さん。
私はただ
「お願いします」
と任せるしか無いわけで。

さて話を戻します。

内視鏡手術と言ってもいきなり手術をするわけではありませんでした。

まず薬(この時点では「抗がん剤」という言葉は使わなかった気がします)で腫瘍を小さくしてその後に切除する、と知らなかったのは私だけなのかな?

1クールで1週間の入院。
これを2クールでした。

ここで抗がん剤のお話。
抗がん剤というと吐き気や倦怠感等の副作用がキツイ、と聞きませんか?
私も覚悟はしていたんですがほぼ何もなし。

聞かれれば多少ダルい気がしないでもありませんが普段から疲れていたので平常運転とも言えそうな。
食欲もとくに減退はなし。

ナースさんによれば薬の種類、本人との相性等によって必ず副作用が出るもんでもないそうです。

もう一つ副作用として聞くのが脱毛。
これも私には無し。

当時乗っていたBE5が20万kmで車検。
買い替えを考えていたんですが
「薬でハゲたら思い切ってスキンヘッドにしたろう。
ならベンツのSクラスだな」
と中古車サイトを検索しまくってました。

ナースさんに
「毛が抜けて来ないんだけど」
「人によるんですよねえ」
「えー?抜けるか抜けないかで買うクルマ違ってくるんだよなあ」

8階の病室から外来用の駐車場を眺めて気になる車があれば点滴スタンドをカラカラと押して覗きに行くというお気楽な患者でした。

はっ!
ついネタに走りました。

知っておいていただきたいこと。

抗がん剤、必ずしも副作用に苦しむとは限りません。

私みたいにお気楽な人間はそうはいないとは思いますが不必要に怖れることはありません。

これもナースさんに聞いたことですが
「病は気から」
は本当らしいです。
アレコレ気に病んで体調を崩してしまう方が結構いらっしゃるそうです。

万一のときは
「あんなバカでも生き残れたらしいしな」
と思い出していただければ光栄です。






Posted at 2025/06/06 12:56:41 | コメント(1) | トラックバック(0)

プロフィール

「そうだったんですねw
安心しました。
来週スプリントの発表試乗会があるので
行ってきます。」
何シテル?   07/27 20:33
クロロ軍曹です。 2025年4月からとうとうあこがれの無職に。 よく定年後は暇を持て余すなんて話を聞くけれど 私には無縁。 「なにもしない」を満喫してい...
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