
W176のリアハッチ内張りを直すためにプラスチック溶接機を買いました。
いきなり本番に行かず練習してみたら、想像と違うことが3つありました。同じことをやろうとしている人の役に立てば。
使った道具
• プラスチック溶接機 100W/410℃(三角ヘッド・丸ヘッド、溶接ロッド・補強メッシュ付属)
• ミニニッパー 115mm
• 練習材:PP製の書類トレー
• 作業台:レンガ
練習材はPPの書類トレーがおすすめです。
内張りと同じPPで、平面と直角の立ち上がりが両方あって、安い。100均で手に入ります。
作業台にレンガを使いました。
410℃のコテを木の机で扱うと確実に焦がします。耐熱の台は必須です。
(本番ではこのレンガに布ガムテープを巻いて、パーツを押さえる重しとして使いました)
分かったこと1:溶かす道具と押さえる道具は分ける
裏側から溶かしていたら、表側まで溶け出しました。

(写真:裏側の溶接痕)

(写真:表側の膨らみ)
原因を追ったら、こういう連鎖でした。
1. 溶かして埋めたメッシュが浮いてくる
2. コテの先で押さえる
3. 押さえている間も熱が入り続けるので、さらに溶ける
4. 気づくと裏まで貫通し、表に膨らみが出る
コテで押さえた時点で負けです。
対策はシンプルで、溶かす役と押さえる役を別の道具にする。
コテはロッドを溶かすだけ。浮いたメッシュは熱を持たない別の道具で押さえる。(今回は装置していないコテの先端を使いました)
これだけで、狙った深さで止められるようになりました。
温度を下げても、コテで押さえている限り同じことが起きます。
温度の問題ではなく、役割分担の問題でした。

(写真左: 装着していないコテの先端 、写真右:溶接に使うコテ)
分かったこと2:メッシュは「埋まるまで」溶かす

(写真:メッシュが埋まった部分と露出している部分)
同じ写真の中に、樹脂に埋まったメッシュと、載っているだけのメッシュが写っています。
埋まっていないと、ただ乗っているだけで強度になりません。
分かったこと3:メッシュのサイズは作業面積で決める
「常に大きめに切って後で整える」が正解かというと、そうではありませんでした。
広い面を溶接する場合 → 必要な大きさに切る
メッシュ自体が動きにくいので、余分があっても邪魔なだけです。
狭い面を溶接する場合 → 大きめに切る
小さく切ると押さえる場所がなく、指も道具も入りません。
はみ出した部分を持ち手にして押さえ、溶接後に不要な分をニッパーで切り落とします。
なお、切る前提であっても先に小さく切るのは避けること。
メッシュは切り口から端がほつれるので、押さえながら位置を直しているうちにバラけます。

(写真:メッシュが完全に埋まっている)

(写真:表側は変化なし)
実際の作業はこちら
練習で掴んだことを踏まえて、実際にW176の内張りを直しました。
Posted at 2026/08/15 16:19:39 | |
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