PIONEER / carrozzeria TS-F1740  

TS-F1740は力強く明瞭な音質です。

同価格帯の他社製品、例えばケンウッドやクラリオンと比べて明らかな差を感じました。

ケンウッドは柔らかな低音と鋭い高音が特徴でした。
純正と比較すると低音は物足りず高音が耳に刺さるかもしれません。
とはいえイコライザーで十分調整出来るレベルなので煌びやかな感じが好きな方はケンウッドが良いと思います。

クラリオンは3wayですからケンウッドより更に高音域が得意です。
ただしこちらは低音の量感の不足は感じません。
純正をグレードアップしたようなバランスの良い仕上がりでした。

カロッツェリアのTS-F1740は上記二つのような特徴的な高音域は感じません。
低音域に関しては遥かに力強く質も高く感じました。
所謂ドンシャリが好きな方にはハマると思います。
俺もこの鳴り方が好みでした。

イコライザーを駆使してダンスミュージックやEDMなどを大音量で楽しむのであればどれもこれもあまり大差無いとは思いますがロック系のドラムとベースの掛け合いに関しては再現が難しいんですよね。
このスピーカーは合格点です。

勿論上を見ればキリがありません。
セパレートスピーカーをフロントのみで鳴らすシステムであればもう少し好みに合わせたスピーカー選びをした方が良さそうです。

メリットとしては値段と手軽さです。
写真の通り特価で6千円ですから試してみる価値はあると思います。
コアキシャルを嫌う方が多いですがセパレートより手軽にダッシュボードの上に音像が出てきます。
スピーカーの数が増えると派手な印象を受けますが実際には音ズレの嵐です。
調整が得意でない方には絶対にコアキシャルタイプをおすすめします。

スピーカーは車との相性もあるのでストリーム以外では違う印象になるかもしれません。
個人的にはこのスピーカーにして大正解でした。