東京モーターショー2013 まとめ
投稿日 : 2013年12月23日
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いまさらながらの東モのまとめです。もう多くの方がレポートされた感があるので、自分なりの切り口で。
今年は高彩度メタリックのボディ色が多かったように感じました。特に赤。去年からMAZDAがソウルレッドプレミアムメタリック押しで高い評価も得ていましたが、その影響でしょうか。
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もう一方の傾向がマットカラーの増加。
殆どがシルバーメタリックでした。ショー展示でボディのラインをはっきり伝えたいと考えると、照明の映り込みが抑えられ陰影がはっきり目立つこの塗装は良い選択かもしれないと思いました。
3
デザインの傾向としては、やたら彫りが深くエッジの立ったキャラクターラインをボディサイドにあしらった車が多かったことでしょうか。
その中でも、画面中央(水色)の新型Fitの深く彫刻等で削ったかのようなラインにはびっくりです。
ラインはグラフィック処理として使われているものと面の切り替えに使って面に緊張感のある張りを与えている2種類に分類できそう。前者は実用性重視でサイドに抑揚を持たせられないファミリーカーに多いかな。
後者のデザインは2008年のBMW GINA Light Visionary Modelが最初の流れでしょうか。
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もうひとつの傾向が、フェンダーやウエストのラインを相互に重ね、ラインそのものの長さを長くとった表現。伸びやかな動きのある表情はMAZDAのSHINARI 靭でかなり評価されましたが、こうやって並べると各社、フロントとリアのどちらのラインを上にするとか、どのあたりでどの程度交差させるとか、いろいろなアプローチがされていて面白いです。
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こういったショーではなかなかインテリアが見られないのが残念なんですが、1つ興味深かったのが液晶のメーター類。
様々な運転支援技術が搭載されてくると、多種多様な情報をドライバーに伝える必要があるので液晶メーターというのは当然の流れなのでしょうが、車格感が感じられる表現とかインフォメーションの判りやすさとか各社模索しているようにも思えます。
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スマートフォンと車の関係もいくつか展示されていて面白かったです。
車メーカーは基本的にスマホは排除の方向。スマホの情報は車側に取り込み、車側でコントロールする思想。
逆に、アフターパーツメーカーはスマホは貴重なコントロールと機器の情報を示す装置という位置づけ。DINの取り付け位置がない車やエアバッグなどでダッシュボードにものが置けなくなってしまい、追い出されてしまった感じのアフターパーツのメーカーとしてはコントロールをスマホで行うことで、なんとか自社製品を置けるようにしているという感じですね。
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S660にCOPEN。軽自動車は今回もブースが大きく、元気があります。この2台の登場を見るとマツダのAZ-1やスズキのカプチーノの登場も期待してしまうのですが、バブルの終わりに登場したあの頃の車と、今軽自動車に求められているものは根本的に違うように感じる気もします。
でも、自分は数年後にこんな楽しめる軽自動車が受け入れられる世の中になってくれているとうれしいなと思います。
8
最後にこの1台。
ISUZUのmu-Xです。商用車エリアの中に展示されていたのでかなり目立っていました。
なぜISUZUがこの車を展示していたのか、まだ乗用車を作っていることを示したかったのか、日本での乗用車の復活なんてことがあるのかその辺は良くわかりませんが、ちょっとだけ期待したい。
でも、毎回D-MAXをこの位置には出していたので、期待薄かな。
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