DDT4ALLでESCをカットオフ（その１）

DDT4ALLを使って、ESCをOFFにします。
厳密には、ASR（Anti-Slip Regulation）をOFFにすることで、AYC（Active Yaw Control）他もOFFになります。
DDT4ALLは、モディファイ版の5.5.0 ALL CARS Editionを使います（それ以外のバージョンのものでは、上手くいきません。正規バージョンではイグニッションONで終了してしまいました）。
http://bit.ly/DDT4ALL

OBD2アダプターは、AliExpressで、これを購入しました。
https://www.aliexpress.com/item/32862737484.html?spm=a2g0o.order_list.0.0.39e91802LRnpz4

OBD2アダプターをPCにペアリングしておき、DDT４ALLを立ち上げます。
イグニッションにキーを差してONの位置（スターターは回さなくて良いです）にします。

ルーペマークを押して、CANを選択し、ECUをスキャニングします。

緑と赤の文字で表示されたものが、見つかったECUです(赤はプリセットのECUデータに適合しないものです)
Can timeout(ms)を600にします。

”abs-esc X07 1.18-GEN9.1-AEBS_iTPMF”を選択（ちなみに1.17でもいけました）。
1-Configuration
11-ECU configuration
ASR Deactivated by diag
を選択して、Expert modeにしてから write ASR configします。Bad ELM responseという赤い警告メッセージが出ますが無視します。

上手くいけば、スパナマークとトラクションコントロールの警告灯が点灯します。
これでESCはカットオフされました。
しかし、メーターには警告表示が残りますので、これらを削除します、

TDB Cluster_X07_ICEV4.1
を選択して、
Ecran Configuration TdB
Config Vehicleの、ESCPresent_CFの値を変更します。
0b=Without ESC(with ABS)