リアドラムブレーキのO/Hとホイールシリンダー交換

カップキットの交換で済ませたかったのですが、シリンダーASSYしかなかったので、思い切って交換してしまいました。
ホイールシリンダーは、FEBI BILSTEINの178637と178638です。左右があります。

ハンドブレーキ根本のプラグキャップをピックツール等でコジッて外して、10mmのディープソケットでサイドブレーキケーブルのナットを緩めておきます。

プラグキャップは、センターコンソール内部に落としてしまいやすいので、棒の先に両面テープを配したトリモチで取り外しました。

リアドラムブレーキの左右のゴムホースにクランプを設置してフルード漏れを最小限にします。

ブレーキドラムを取り外して、分解前に写真撮影。構造は非常にシンプルです。

リターンスプリング、シューホールドスプリング、ブレーキシューを取り外して、ホイールシリンダーも取り外し。
ホイールシリンダーの10mmボルト2本の締付けトルクは9N、7mmのブリーダープラグは、7.5Nです。13mmのフレアナットの締付けは16.5Nですが、手トルクです(笑)。

フレアナット

新品のホイールシリンダーを取付。

摺動部分にブレーキグリスを塗布。
アジャスターレバーのネジ部やシリンダーとシューの接触部にもグリスを塗布しました。

シューとスプリング他もろもろを元に戻して、アジャスターレバーを調整。

227.5mm±0.1となるように、アジャスターレバーを回します。
後はブレーキドラムを戻してエア抜きを行い、サイドブレーキの引き代を調整して完了です。
ブレーキドラムをハブに固定するトルクスネジの締付けトルクは、20Nです。
ハブとドラムの接触面、トルクスネジのテーパー部分には、カジリ防止のアンチシーズを塗布しておいた方が、次回の作業がはかどると思います。