2022年08月27日
日野レンジャープロのクラッチ交換。朝一番で始める筈が、持って来たの10時過ぎ。運転手曰く、クラッチ繋ぐ時振動が出るんですよ〜。だと。ジャッキアップしてリジットラックセットして、バッテリーターミナルのマイナス外して、プロペラシャフト下ろして、エア配管、クラッチブースターのホース外して、シフトケーブル、センターブレーキケーブル、シフトリンク外して。ミッションジャッキセットしてミッションの周りのボルト外してミッション下ろしたら…ありゃ。レリーズベアリングがカラカラやってるよ。完全にな〜む〜。クラッチカバー外したらねー。お。クラッチディスクのリベットの破片が落ちて来たよ。ディスクのリベットでっ、フライホイール削っちゃってんじゃん。ディスクのフェーシング全く無し。よくコレで走れたな。フライホイール外してクランクリアシールを点検したら、意外に全く漏れ滲みも無し。普通のオイルシールだけどね。ある程度フライホイールは削ったけど、多少は段差出来てるね。本来なら交換だが、フライホイール、約10万円何故かディーラーに在庫有り。今日中に完成だからフライホイールは交換しない、と。パイロットベアリングもゴリゴリだから当然交換だね。クラッチディスクのカスで顔からつなぎから真っ黒やで。綺麗に洗浄して、フライホイール組んで、ディスクとカバー取り付け。センター出しするにもディスクもカバーも大型と比べれば軽いから助かる。素手で持てるもんね。大型だと、カバーはレバーブロックとかで、吊りながらセンター出しすんだけどねー。ミッションも合体させるのラク。あとは外した逆をやって、クラッチの遊び調整して、クラッチブースターのホース外したからクラッチフルードのエア抜き。おし、ばっちりだ。エア配管も当然繋いであるからエンジン掛けてエア溜めて。クラッチのミートポイントを確認。あ、えな。車下ろして、試運転にゃ。ジャダー出ぇへんしエエ感じや。他の奴らにも乗らせて、違和感無しと。試運転迄一人作業で、4時間弱。やっぱり4トン位がやりやすい。逆に2トンは作業スペース狭いからやりづらいよ。特にいすゞのエルフ。平成16年位のはデュアルモードMTなんてクラッチ交換したら設定しないといけないから面倒くさい。最近のフソウキャンターは一番らく。クラッチ残量センサー付いてるやつね。ファイターもFK61とかはスゲェ楽。作業が楽な方が良いよ。しっかし、今週は日野だらけだったな。大型はUDとフソウは嫌だねー。クオンの2デフ、エスコット、流体式リターダ付いてるのは超大変。持って来んなよ?だけど、UDといすゞは大抵のクラッチ交換はやってるねー。やりたく無いけど。フソウのスーパーグレートはありゃ完全に外車だよ。使ってるボルトナットのサイズからして、11.13.15.16.とかだもんね、ボルボエンジンのクオンなんか18ミリなんてサイズ使ってるもんねー。クソ暑いのに整備士なんて嫌な仕事だね〜。乗用車と違って汚れ半端ないんだからさ。顔迄真っ黒になるなんてある意味バツゲームみたいさ。
Posted at 2022/08/27 20:09:01 | |
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