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2024年07月28日 イイね!

ECUチューニングを施工してみた結果



で、結局のところECUチューニングの効果はどうだったの?という話になるのですが、まずは街乗りについて


結論から言うと、かなり効果を実感できました。


納車からの慣らし走行でそれなりの距離を街乗りで走っていたので、結果は一目瞭然といった感じでしたね~


もう出だしから全然違います


初めてこのRR-Rに乗って走り出す時の印象が、「あっ、これクラッチミートに気を付けないとエンストするわ」でした。


クラッチを離す時に結構アクセルを煽って回転数を上げないと走り出さない…


もちろんバイクを乗り換えた影響もあるとは思いますが、前車SC77に比べるとパワー感が感じられないんですよね


それがECUチューニングを施工したあとはこの部分が改善され、クラッチを繋いでいけばスルスルとバイクが進んでいくようになりました。


とはいえアクセルを開ける必要がないかと言われればそこまでではないのですが、施工前と歴然の差を感じることができました。


街乗りをするに当たって上記は非常に重要なところで、信号待ちから発進する時、渋滞でノロノロ運転が続く時、右左折時などの低速時にクラッチを握ろうかもしくは足を着こうか迷う時などにパワー感があることで、あまり気を遣わずに容易に車体を安定させることができるようになりました。


そこからアクセルを開けて加速していく時もモリモリとトルクが立ち上がり、ストレスなくスピードを乗せることができます。


街乗りに関して言えば、法定速度を守る前提であればエンジンの回転数はいいとこ3~4千回転あたりしか使わないでしょうから、この部分が改善されていれば概ね満足といえると思います。


次にサーキット走行


すいません、この部分に関してはサーキットで全開走行を体験する前、つまり慣らし走行が終わった直後に施工してしまったので、乗り比べという意味ではできていないのが正直なところで、現状の乗り味を伝えることしかできませんでした。


まずピークパワーとしては全く申し分がないので、高回転を使用した時の加速や扱い易さといったところは何ら不満はなく、むしろあまりのスピードに怖さすら覚えるほどでした(笑)


そして肝心のサーキット走行における低回転域での扱い易さやトルクの出方といった部分については、もてぎのヘアピンなどの低速コーナーで感じたところがありました。


前車SC77で感じていたコーナー立ち上がりでアクセルを開けた時のドンツキはほとんど感じることはなく、スムーズかつパワフルに加速していく印象でした。


ただしこの部分に関しては、2024モデルから採用された2モーター制御のスロットルバイワイヤシステムによる効果が関与していることが予想されるため、慣らし前後の乗り比べができなかったことが悔やまれます。


ちなみに2モーター制御になったことで何が変わったかと言うと、4気筒のバイクは従来であればアクセルを開けると全てのスロットルバルブが同時に開く仕組みでしたが、2モーターにすることで1,2番と3,4番を別々に制御し、アクセル開度に応じてそれぞれの開き方のタイミングを調整する仕組みになったようです。


まぁここら辺はメーカーのHPの受け売りですが(笑)


そして今回MotoJPさんでは、この2モーターのスロットルバイワイヤシステムの調整にも着手しているようで、より緻密な制御が可能になったそうです。


イメージとして





こんな感じで、アクセルの開け始めは2気筒分のバルブを開き、過剰なパワーの出方を抑えつつ必要なパワーが出るように調整されているようです。


だいたいもてぎのヘアピンでワタシの乗り方だと2速6~7千回転、70~75キロくらいからアクセルを開けて立ち上がるのですが、よほど乱暴な操作をしない限りは安心してアクセルを開けていけるし、低中速のトルクが上がったことでパワー感が足りないようなことはありませんでした。


そこからレッドゾーンまでは驚異的な加速であっという間にシフトアップ


そしてあっという間にブレーキングポイントへ


という感じ


また、ヘアピン以外の各コーナーでもとにかくエンジン特性がスムーズで扱い易い印象でした。


まぁめちゃめちゃ速いので扱い切れてませんけど(笑)


とはいえスムーズで扱い易いということはライダーにとっては疲れにくいということにも繋がると思うので、結果的には乗りやすくなったと言っていいんじゃないでしょうか


以上がECUチューニング後のインプレですが、今回開発モニターを担当するにあたりワタシのRR-Rにはサーキット走行用のマップを3パターン、街乗り用のマップを2パターンセットしてもらいました。


ベースとなるマップがこちら





このように手元のボタンで簡単に出力を変更できるようになっています。


まだ正式にリリースされたわけではないので、ここから変更される可能性も十分ありますが、だいたいこういったイメージのチューニングになると思われます。


ワタシ自身、絶対的な速さに不満があってECUチューニング施工を決めたわけではなく、街乗り、サーキット走行兼用でRR-Rを購入したので、やはり一番の目的は乗りやすさの向上でした。


MotoJPさんでも伺いましたが、国産の各SSは本来の性能をデチューンした(特に低速が犠牲になっている)状態で販売されている(色々な規制や車検に対応する必要がある)ため、街乗りでは乗りづらくなる傾向があるようです。


そういった意味でも、SSに乗りたいけど街乗りがメインの方や、ワタシのように街乗りにもサーキット走行にも使いたいという方にはお勧めできるチューニングだと思います。


そんなお勧めのECUチューニングですが、ワタシが感じた唯一のデメリット


恐らくですが、かなり燃費が悪くなったと思われます…


まっ、アクセル開けた瞬間に今までより多く燃料を噴射するようになったんだから当たり前っちゃ当たり前ですけど(^^;


そこをどう捉えるかは人それぞれでしょうね~


まだ開発期間が続いていますが、正式なリリースが楽しみです(^^)


さて、ワタシのほうは次のステップへ





こちらも楽しみ♪︎


Posted at 2024/07/28 20:42:04 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記

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