デリカスペースギアが全面改良されてデリカD:5が誕生して
19年が経とうとする2025年の秋、デリカD:5は大幅改良に踏み切る。
毎年のように新型デリカとか次期デリカが出るという噂が
流れている中での大幅改良という三菱自動車工業の決断。
(次期デリカはPHEV化して大幅に価格がアップという噂あり。)
その決断が功を奏したのか、2025年12月に改良版デリカD:5が
発売するまでに7000台の予約台数を記録している。
そのことを考えると、もし次期デリカがPHEV化して
大幅に価格がアップするなら、デリカD:5にテレスコと
サードシート格納サポートをつけて生産し続けて、
日本全国のデリカユーザーや三菱ファンの心の拠り所になってほしい。
デリカD:5の大幅改良の違いは、車内に乗り込む瞬間から感じた。
2025年モデルよりもドアが重く、更にドアを閉める音が更に重厚に。
2025年モデルよりも車両重量が10kg増えているのだが、
もしや10kg増の中に含まれているのか?
運転席に座り、ブレーキペダルを踏みながらエンジンスタートスイッチを押す。
すると、液晶メーターからDELICAの文字が浮かんでエンジンが目を覚ます。
以前のアナログメーターならば、ブレーキペダルを踏みながら
エンジンスタートスイッチを押したら、タコメーターとスピードメーターの
針が一瞬動いてエンジンが目を覚ましていたのだが、
メーター変わるだけで運転席からの光景がずいぶんと変化するのか。
スピードメーターは大きくなって見やすいが、タコメーターが小さくなって
見づらくなった。おかげで回転を合わせて走るには目が疲れやすくなった。
それでも、デスティネーターから始まった液晶メーターのビジュアルが
デリカD:5が新しくなったことをドライバーに印象付ける。
あと、未だにテレスコピックステアリングが装着されていないところは
いただけない。もしテレスコがあったら、ドライビングポジションが
決まりやすくなるのに。今回もドライビングポジションを決めるのに苦労した。
あと、サードシート収納サポートが装着されたら
老若男女問わずサードシートを持ち上げられるようになるので残念だ。
(サードシートの収納サポートは、現在販売されているミニバンには軒並み装着されています。)
そういえば、左に10度ぐらいインパネが傾いていたけど気のせいか?
いろいろ考えているうちに、電動パーキングブレーキを解除して発進。
エンジンとトランスミッションは2025年モデルと同じ。違いは駆動系。
ブレーキAYCが追加されたことによりS-AWCになり、切り替えダイアルの表示が
2WD-4WDオート-4WDロックからエコ-ノーマル-グラベル-スノーになった。
自分は「エコモードはアウトランダーのように後輪に10%駆動力が配分されるのか?」
と思ったのだが、調べてみたらエコモードは2WDで走行と記されていた。
実際エコモードを試した時、ノーマルモードより発進時と加速時で緩慢さを感じた。
ただ、速度に乗ってしまえばエコモードでも問題ない。
旋回時は、ブレーキAYCの効果かアンダーステアが少なくなっている。
2000kg近くある車体をねじ込むのではなく、綺麗な放物線を描きながら
スムーズにコーナリングできるようになった。
改良版のデリカD:5は、ますます、どこでも、だれでも、いつでも安心・安全になった。
そして試乗を終え、デリカD:5の室内と全身を一通り味わって一言。
「デリカのルックスは『これでいい』ではない。『これがいい』んだ。」
「デリカに華美な虚飾はいらない。硬派な表情と贅肉を削ぎ落としたボディが良い。」
「有名人に例えるなら、室伏広治さん、木原隆一さん、三船敏郎さん。他。」
世俗の流行に沿って身につけたであろう華美な装飾を取り払い、
硬派な表情と贅肉を削ぎ落としたボディを取り戻したデリカD:5。
唯一無二の存在感を得て、更に我が道を邁進するデリカに敬礼して終了する。
Posted at 2026/02/17 10:07:05 | |
試乗レポート | クルマ