VICKYのブログ一覧

1971年、兵庫県神戸市の県立工業高校機械科に入学した私は、とにかく2輪の免許が欲しくて欲しくて仕方ありませんでした。

移動手段はいつも自転車。私の住んでいた所は急坂が多く、変速機を1段にしてジグザグにのぼらなければなりません。

16歳の誕生日を過ぎると、すぐに明石市の試験場に行きました。
当時は125cc の試験車で、合格すれば全排気量のバイクに乗ることが許される時代でした。

しかし、いざ試験になると緊張で舞い上がってしまい、コースを間違えたり、安全確認を忘れたりで、結局、6回目にしてやっと合格することが出来ました。

それからというもの、バイクが欲しくて欲しくてたまらない日々が続きました。
月刊オートバイ誌やモーターサイクリスト誌を見ては、ため息をつく毎日。
せめてプラモデルでも作ろうと、ハセガワだったと思いますが、ヤマハトレールDT-1
を買いました。


ある日、RACING MATEのステッカーを買いに、自転車で国道2号線を垂水から須磨に向かって走っている時、イーグルハンドルとシッシーバーをつけたチョッパースタイルのDT-1が追い越して行ったのです。
「うわ～　カッチョイ～！」
この時の感動で、DT-1にメチャクチャ惚れ込んでしまいました。

その頃、中学で顔見知りだった奴が、ヤマハCT-1に乗っているのを見かけ、また高校のクラスメートがヤマハHX90に乗っているのを見かけるにつけ、ますますバイクへの思いがつのるばかりでした。

YAMAHA TRAIL CT-1（175cc）


YAMAHA SPORT HX90 （90cc 2気筒）


そして、バイク無しの高校1年が終わり、父の転勤により、千葉に引っ越すことになりました。
高校2年から千葉の工業高校に転入し、同級生がヤマハAT125に乗っていたり、カワサキ350SSやホンダCB500Fourに乗っていたりで、もうバイクの無い生活に我慢出来なくなっていました。

KAWASAKI 350SS


HONDA CB500Four