めんどくさがりな人用のシリコン洗車
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
巷で流行っている「信越シリコーンKF96」を使った洗車兼コーティングについてである。
この手順はあくまで「めんどくさがりな人でもそこそこキレイなクルマを維持できる」方法なので、考察を重ねた効果的で安全な方法については本家であるYoutubeのvwfixlife氏の動画を参考にしていただきたい。
また、手間はかからないが放置する時間が必要なので毎日乗る人にはあまり向かない方法であることを先にお断りしておく。
2
まずは必要なものである。
◆信越シリコーン KF96-350CS
これがなくては始まらないのである。一般的には「50CS」が使用されるが350CSのほうが粘度が高く放置に適しているので我が家では350を使用している。
◆グローブ
ニトリルでも掃除用でも沁みないものなら何でもよい。
◆タオル
使い捨てのペーパータオルならば何でもよいが青いショップタオルが別格で使いやすい。
◆霧吹き噴霧器等
水がかけられればなんでも良い。
◆シリコン用容器
缶に入っているシリコンを小分けにして入れておくための容器。使い勝手が良ければ何でもよい。
3
それでは早速作業のその1である。
まずは洗車と言いたいところであるが、めんどくさがりが洗車するとも思えないのでひどく汚れていないならばそのまま水をかけてからシリコンをペタペタと乗せていく。
塗り広げるのではなくグローブにシリコンを垂らしてからペタペタと軽く叩いていく感じである。
この作業が最も時間を食うので飽きたら飽きたところでその日は終了でOKである。
雨が降りそうな場合はサイドやルーフ、ワイパーなどはサランラップを貼りつけたり巻いたりしておくと流れ落ちにくい。とりあえず全体をシリコンで覆ったら数日放置するのが第一段階である。
窓ガラスへの施工は若干のコツと根気が必要なのであまりオススメしない。雨が降ればルーフから垂れてきてしまうので結果として窓にもシリコンが着いてしまうが積極的に窓ガラスに塗った場合よりは拭き取りやすいので夜間や雨の日に乗る可能性がある場合は窓には塗らないほうが良いだろう。
4
さて、この方法はその2でおおむね終わってしまうのである。
4、5日放置すると汚れが落ちやすくなっているので、水をかけながらショップタオルでゆっくりと軽く押し流していく。その後、乾いたショップタオルで残っている水気を軽く拭き上げて第二段階終了である。細かな汚れが残っているであろうから、拭き上げはこすらず軽くである。
これも飽きたところで一旦終わりだろうがパネルの枚数ぶん日数をかけようが自由である。
極端な話、その2をやらずにその1のままほったらかしでも次第にぬめりも取れて平滑になり馴染んでしまうので艶が無くても気にならないならそのままでも良いかもしれない。
5
あとは汚れが気になってきたら水をかけてショップタオルで押し流せばおおむねの汚れは落ちるようになる。濡れているうちにシリコンをショップタオルに少量つけて伸ばしておけば、メンテナンスは完了である。
ちなみに効果がどのくらい持続するかは不明だが、我が家の使用頻度だと一か月半ほど経っても割とキレイである。汚れは落ちやすく、艶もそれなりにあるのでわざわざ「汚い」と言われるようなこともない。
なおドイツ車の場合はホイールがすごいことになるのでホイールだけは二週に一回程度拭き取ってからシリコンを塗りこんでおくのが結果として楽なのではないかと思う。我が家は使用頻度が低いのでホイールも一か月以上ほったらかしである。
6
施工についての注意点はボディに傷が付かないように洗い流しや拭き取りの際は力を入れないようにという点と、テキトーな拭き上げしかしない場合は水道水を使わないという点くらいである。
あとは見えている部分のどこに塗ろうが溶けたり錆びたり爆発したりはしない。ただし、時間とともに汚れが流れていくということは、ヒンジやレール部分のグリスも流れ落ちやすくなるということなので、ドアやトランク、ボンネット等のヒンジ部、スライディングルーフのレール部等は気が向いたらグリスアップしておいたほうが良いかもしれない。
水道水は染みになりやすい等、百害しかないのでオススメしない。全体を洗っても2ℓもあれば十分なので、なんちゃらのおいしい水とかをペットボトルで用意するのが良いだろう。めんどくさがりであればあるほど二度手間にならないように道具や材料は慎重に吟味すべきなのである。
おちまい
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