シリンダーヘッドカバーシール交換

50000km走行して3回目車検到来、車検前整備で各部の確認をしました。
今後の2年でシール劣化によるオイル漏れが考えられるので予防整備をしてみます。
ヘッドカバーからの漏れはタイミングケースカバー、オイルパン伝って垂れ落ちる様子。
先ずは最上流からの作業をしてタイミングケースカバーから漏れたら次のステップと考えました。（クランクプーリー外すのはちょっと難易度が高い）　
後傾しているエンジンで全てのヘッドカバーボルトはフードを開けても見えません。
更に下部のボルトは触媒ステーと共締めされている様子、リヤバンパーを取り外しマフラー、触媒
を下ろさなければなりません。

シリンダーヘッドカバーとその上部に有るブローバイオイルセパレーターのシールを交換します。

リヤタイヤ、フェンダーライナー左右を外してテールランプも外します。
そしてリヤバンパー等外して一時間。

バックカメラ配線が有るのでナビユニットを外して配線を外します。撮り忘れました。

マフラー、触媒、触媒に取り付くO2センサー2個を外します。
触媒周りの遮熱プレート外しはちょっと面倒ですね、変形させぬ様知恵の輪的に抜き取ります。
マフラー、触媒それぞれを繋ぐクランプは長い13mmボルトにナット留めなのでディープソケットのレンチが必要です。

これでヘッドカバーボルト全てにアプローチ出来ます。

ブローバイオイルセパレーターを外します。8mmボルト7本です。

そしてヘッドカバーボルト全てを外します。プラグホール横2本は長く外は短い全12本。

無事に外れました。シール自体はガチガチに固くはなってませんでした。予防整備と言う事で！

オイルメンテナンスが良いのか50000km経過しても内部に汚れ無しっ！
クランクケースカバーとインテークカムの液体シールのはみ出しを清掃します。

ヘッドカバーを清掃して新しいシールをはめ込みます。ガイドが有るので楽かも。

プラグホール部も同様に、その後ヘッドカバーをヘッドに被せてトントンと合わせシールのズレが無い様に合わせます。

12本のボルトを入れて内から外へ締め付けます10Nmらしい、感覚で行っちゃいます。ブローバイケースカバーも同様に。

全てを組み付けでエンジン掛けてオイル漏れ無しを確認。終了です。
マフラーと触媒、ターボと触媒を繋ぐクランプは何とか再利用して排気漏れも有りませんでした。
全工程は一人でできました！
マフラー長く無いし、RR素晴らしいぃ～！