お久しぶりです。
またまた気になる車に乗ってきました。
今回の車は…
NISSAN NOTE AURA e-power
6/15に発表されたノートオーラです。
新型ノートの3ナンバー+高級版モデルですね。
発売自体は9月ですが試乗車はもう配備されているようです。
グレードは2種類あるうちの上位グレードであるG leather editionの2WDです。
もちろんオプションてんこ盛り仕様です。
まずはデザイン。
ノートの時点でアリアに通じる新世代日産デザインになっていましたが、今回のノートオーラはよりアリアに近づいたデザインになっていますね。
一部では5ナンバーのノートとパッと見はわからないよなんて言われていますが、個人的には全然違うと思います。
確かにベースはノートですし、横から見る分にはわかりにくいと思いますが、前後から見ると全然違います。
正直言ってノートが安っぽく感じるレベルでオーラは上質なデザインになっていると思います。
5ナンバーのノートは標準ではヘッドライトがハロゲンなのもあってデザイン的な制限があるのでライトが大きめにできているのに対してオーラはLEDが標準なので細長くなっていますし、グリルもオーラの方がかなりワイドになっていますね。
Vモーションもノートがメッキ加飾に対してオーラはシグネチャーランプ+シーケンシャルウィンカーとアリアを思わせる造形になっています。
サイドはパッと見ではノートとの違いが分かりにくいですが、例えば17インチアルミホイールであったりフェンダーの拡幅分の盛り上がりとか細かい違いがあります。
特にリア側はフェンダー造形が変わっているのに合わせてリアドアもオーラ専用パネルになっているので、共用なのはフロントドア、ボンネット、ルーフ、バックドアくらいでしょうか。
リアも一文字型のLEDコンビに変更になったことでガラッと雰囲気が変わっています。(見切れちゃってますね💦)
リアバンパーがフルカラードになっててちょっとのっぺり感あるかな…
あとマフラーの切り欠きはちょっとダサいですかね(^-^;
オプションにあるリヤバンパーフィニッシャーをつけるともう少し引き締まるのとマフラーの切り欠きも目立ちにくくなるかなと思います。
内装は基本的な形自体はノートと同様ながら、ツイードの布張りであったり、木目調パネルなどで質感を向上させています。
インパネ上部のツイードは少し取って付けた感が否めないような気もしますが、あるのとないのとではあった方がいいと思います。
そして、木目調パネルもコストのかかる製造方法でできているらしいですが、手触りがすごくいいです。
もちろん本杢ではないのですが、触った感触は木に触れているかのような感覚になります。
木目の色も落ち着いてていい感じです。
leather editionにはもう一つエアリーグレー内装もありますがそちらは明るい色味の木目になります。
僕はブラック内装のこの色味が好みです。
そして何と言ってもノートオーラの内装の変更点で大きいのがメーターですね。
12.3インチフルデジタルメーターは日産の国内車種では初ですね。
※発表はアリアが先ですが、多くの方が体感できるタイミングではノートオーラが先という意味です。
このメーターですが、かなりイイです。(新型アウトランダーも楽しみですね!)
まず、表示される情報類は結構すっきりしていて見やすいです。
そして、ヴェゼルの件があって個人的に懸念ポイントだった走行中の視認性についても、トンネルを抜けたあとライトが消えるまでの間以外は特に違和感もなかったです。
さて、それでは走り出してみましょう!
パワートレインの形式自体はノートと同じですが、オーラはフロントモーターの出力が85kwから100kwにアップされています。(4WDのリアモーターはノートとオーラで違いはなし)
ノートと比べると車重が増加していますが、パワーの向上分で十分補えています。
ドライブモードも基本的にはノートと同じでECOは積極的に回生させるモード、NORMALはあまり回生しないモード、SPORTは加速のレスポンスもよくしつつ、回生もいっぱいしてアクセルコントロールで積極的な走りをするモードといった感じ。
e-powerのバッテリー容量ならNORMALでも回生量は十分ですが、個人的にはECOくらい回生ブレーキをしっかり利かせている方が街乗りはしやすい印象でした。
ただ、郊外なんかに出て巡航になるとNORMALの方がいいですね。
この辺はスイッチひとつで簡単に変更できますから使い分けていくのがいいかもしれませんね。
そしてオーラの凄いところは何と言っても静粛性。
フロントドアの遮音ガラス採用をはじめとした遮音材の追加によって元々高いレベルだったノートと比べてもさらに1段上をいくレベルです。
バッテリー容量の都合でエンジンがかかる機会も結構あるe-powerですが、第2世代になってとにかくエンジンからの音に注力したんだなというのをひしひしと感じます。
踏み込んでいくとエンジン音もそれなりには入ってきますが、まず音が3気筒とは思えません。
そして、ノートで採用された路面状況を判断してエンジンを始動する制御によってロードノイズにうまく隠しています。
こういったこともあってか下手なCセグ車よりもはるかに静かです。
強いて言えばタイヤからのノイズレベルをもう1段抑えるとこのクラスではありえないほどの超上質の車が完成すると思います。
REGNOとかVEUROとかにすると最高だとは思いますが、このクラスならルマンVを履かせてみても面白いかもしれません。
誰もやらないとは思いますがADVAN NEOVAが純正サイズでありますよ←
乗り心地はタイヤサイズアップの影響か、ノートより少し硬めな印象。
路面の悪いところだと少々硬さを感じますね。
ただし、ノートと比べてという話なのでそんなに目くじらを立てるほどではないです。
ステアリングフィールは滑らかという一言に尽きます。
新型ノートから日産のステアリングフィールはものすごく良くなったと思います。
そして、オーラでもう一つ素晴らしいと思ったのがBOSEのサウンドシステム。
プロパイロットとかもセットになっているので40万円くらいする高額オプションにはなりますが、このサウンドシステムがとにかくすごいです。
音源は試聴用に用意されたものですが、パーソナルプラスの効果がはっきり体感できます。
月並みな表現ではありますが「音に包まれる」感覚になります。
ナビの画面で音場の広がりを調整できますが、一番狭いのと一番広いのとで全然違います。
これは体感したらびっくりします。
オーラを購入されるならつけた方がいいと思います!
さて、ノートといえばオプションシステムが複雑かつ不親切なのが気になったのですが、オーラはむしろ超シンプルです。
まずはグレードでいうと本革シートの有り無しを選ぶだけ。(それに伴っていろいろ細かい変化はありますが割愛)
メーカーオプションはプロパイロット+ナビ+BOSEサウンドシステムのセットオプションと寒冷地仕様くらいしかありません。
あとはディーラーオプションで何を足そうかな?というくらいです。
ノートと違って「あれがない、これがない」ということが基本的にはないのでここまでシンプルな組み合わせになったんでしょう。
単なるノートの上位版くらいだろうと勝手に想像していたのですが、はっきり別物といえるレベルにあると思います。
もちろんデザインの好みやAUTECHが欲しい等の理由でノートの方がいいという方もいらっしゃると思いますが、迷っているならオーラ一択だと思います。
ちなみに僕ならグレードは上位のleather editionで駆動方式は4WD、もちろんプロパイロットとかもモリモリにしてディーラーオプションで前後のバンパーフィニッシャーを足した仕様で、ボディーカラーはオーロラフレアブルーパールかステルスグレーがいいですね…(下の画像はGでやってます)
個人的にはファブリックシート派なんですが、オーラのシートカラー的に本革の方が好みなので…w
ちょっと価格面とか色々考えちゃうと難しいところもあるとは思いますが、そういったことを一切考えず全くフラットな気持ちで車を選べと言われたら今ならノートオーラを選ぶかもしれない…
それだけものすごい魅力を備えたクルマに仕上がっていると思います。