こんにちは。
今回はタイトル通り。
ビッグマイナーチェンジされた25モデルのアウトランダーPHEVに試乗してきました!
今回は白(MC前モデル)と黒(MC後モデル)の2台を乗り比べる形での試乗という結構珍しい形態。
内外装もいろいろ変わっていますが今回は省略します。
それでは今回の試乗車の仕様ですが…
24モデル
グレード:G
カラー:ホワイトダイヤモンド
オプション:いろいろ
25モデル
グレード:P Executive Package
カラー:ブラックダイヤモンド
オプション:いろいろ
グレード違いではありますが、基本装備はほぼ共通。
その名の通り25モデルの方が豪華版です。
では早速走り出してみましょう!
今回のマイナーチェンジで走りの面で大きく変わったのはバッテリーと足回り、そしてタイヤですね。
その辺の変化をより感じられるようにと期間限定で前のモデルの試乗車も残して乗り比べのカタチにしているらしいです。
ではいきなり結論から。
僕は圧倒的に新型の方が好きでした。
まずはバッテリーの変更について。
MC前モデルのバッテリーはekクロスEV、サクラ、ミニキャブEVと共用しているもの。
それに対し、変更されたバッテリーはPHEV専用品として新たに開発されたものになっています。
バッテリーの出力が60%アップとなったことで、モーターは変更されていませんが加速性能が向上しているようです。
その効果ですがはっきりと違いました。
もちろんMC前のモデルでも十分な加速感があるのですが、今回の新型は加速感の持続性が大きく向上しています。
乗り比べてみるとMC前モデルは70㎞/hくらいからEV加速の伸びが少しずつ落ちてくる印象ですが、新型は加速が落ちてくる印象がなく伸びのある感じになっています。(どちらもNORMALモードで比較)
同じアクセル開度でも新型はエンジンがかかりにくくなっていますし、かかってもMC前モデルより低い回転数で動いていました。
次は足回り。
ここが今回の変更でMC前モデルか新型か大きく好みが分かれるポイント。
そして僕が新型の方が好みと評した最大の理由になります。
改めて乗り比べてみると、MC前モデルは路面の細かい粒に対してバタつく動き(ハーシュネスというやつ)が気になりました。
また大きな入力が入ると一発で収めきれず、次の入力で跳ねるような動きになり少し不安定な印象でした。
また、ブレーキングで停止した時に、日産のアリアで感じたようなフロントがフワッと揺れる感覚が感じられました。
それに対して新型は細かい粒に対しては足で完全にいなせていてフラットライド感が強くなっていましたし、大きな入力に対しても一発で収めて次の入力で跳ねることもありませんでした。
ブレーキングして停止した時のフワッとした揺れもほぼ解消されていました。
三菱車に何を求めるのか?という話にもつながってくるかとは思いますが、MC前モデルが好みという方は少しスポーティー方向を求めているのかなと感じます。
一方で今回の新型で三菱が打ち出してきた方向性は明らかにプレミアム志向。
欧州に出すにあたって、現地ブランドの倍近くする価格のPHEV車に対しても負けないプレミアム性を打ち出す方向性に持って行ったと考えます。
スポーティー方向をお求めの方にはエクリプスクロスPHEVをと言いたいところですが、アウトランダーと比べるとどうしても商品力で数段劣ってしまっているのが現状。
エクリプスクロスPHEVにもマイナーチェンジもしくは次期型や後継モデルの登場が望まれます。
そしてなんだかんだ変わったのがステアリングフィール。
MC前モデルは2016年に日産が入ってきて開発の途中でプラットフォームから変わる大変更を経て時間も限られた中でできるだけ三菱色を残そうと頑張ってはいるけど深く見ていくと日産が顔を出すという印象でした。
それに対して新型はより”ミツビシナイズされた”ステアリングフィールに変わっています。
これが僕の好みにバッチリはまりました。
具体的に言っていくと、MC前モデルはセンターから切り始めのタイミングで日産車よりしっかりはしていたけど純三菱な車と比べるとスッと抜ける感のある印象。
それに対して新型はセンターから切り始めるところから少し重めになっていてエクリプスクロスまでの印象にかなり近づいていました。
そこから切り込んでいっても変な引っ掛かりや重さの変化も出ず、リニアなフィールでステアリングを切っていけるので扱いやすいです。
タイヤもECOPIA H/L422 PlusからALENZA 001に変更になっています。
この効果はというとグリップレベルの向上はもちろんのこと、静粛性に効いています。
ロードノイズ、空洞共鳴音は大幅に減少していました。
ステアリングフィールの変化にも多少は効いてきますが、切り始め初期から反応がより良くなっていて、緩いコーナーでは明らかに新型の方がステアリング操作に対して反応してくれます。
ここからはついで。
試乗車がP Executive PackageだったのでDynamic Sound Yamaha Ultimateの音を改めて聴いてみました。
FMラジオがとんでもなくいい音で鳴っていました(笑)
ラジオでこの音かよ!?ってなるほどでした。
というわけで新型アウトランダー、欲しくなりました。
とはいえ”次を考える”については一旦現状維持に決定したのでお金貯めようと思います(笑)
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試乗記 | 日記
Posted at
2024/11/23 14:29:29