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2022年07月23日 イイね!

ちょっと気になるあの車(その13:「待望の…」が盛りだくさん 編)

新しい車というものはいいものですね。
興味を引くことがいろいろあったりして…

そんな今回の気になる車は…


NISSAN X-TRAIL
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いよいよ登場した新型のエクストレイルです。
先代のT32が2013年に発売されたので実に9年ぶりのFMCとなります。
アメリカで兄弟車のローグが2020年にFMCされていたので国内も時間の問題かと思っていましたがそこから2年経ってようやく国内も新型に切り替わりました。
ノートやオーラ、Zなども発表されていく中で「エクストレイルはまだなのか!」と思った方も多かったはず。


今回の試乗車は標準車の最上級グレードのG e-4ORCE。
ボディカラーはシェルブロンド/スーパーブラックの2トーン。

シェルブロンドはアリアのLIMITEDにのみ設定されていたカラーですがこれ結構きれいな色なんですよね。
アリアの標準車でも設定すればいいのにと思っていましたがエクストレイルに設定されました。
マツダのプラチナクォーツのような上級感もありますし、見方によってはベージュっぽくも見えますのでSUVらしさも感じられるいい色合い。

それではデザインから。
見た目自体は兄弟車のローグとほぼほぼ同じなので新鮮味は正直薄いですが、国内仕様ではVモーションの部分がブラックアウトされている(AUTECHを除く)のもあって少し落ち着いて見えますね。
2段タイプのヘッドライトは少し三菱チック。
この2段ライトの上段に設定されるポジションランプ、ウィンカーはグレードによって異なっていて、GとAUTECHはポジション部分がシーケンシャルウィンカーになるタイプですがX、S、X エクストリーマーXはポジションとは別に豆球ウィンカーがついています。
あとは日産ロゴが新しいものに変わっているくらいですね。(海外仕様は旧ロゴ)
ちなみに日産ロゴは光りません(あれはBEVモデルの特権みたいです)

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横から見てみると全体的なフォルムは先代からのキープコンセプトといった感じではありますが、フェンダー部分の造形などがはっきりとしていて力強さを増したように感じます。
下部の樹脂パーツが大きくとられているため、数字以上に車高が高く感じられますね。

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リアはライト周りがかなり先代とそっくりという印象。
ただ、フェンダーの盛り上がりがかなりしっかり出ていることで安定感を演出していますね。

元々の車両が2020年発売なのもあって少し前の世代のデザインというのは少し感じます。

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内装はメーター、ナビにそれぞれ12.3インチ液晶を採用。
ナビの乗せ方なんかはノートやアリアとは違って独立したタイプ。
エアコンも物理スイッチ&ダイアルとなっていてこちらは操作性抜群。
木目調パネルも落ち着いた色合いでシックな印象。
もう一つエクストレイルに乗り込んでいいなと感じたのがドアを閉めるときの音。
気密性が高そうな音がしていました。

システムを起動すると日産の最新世代車で共通となる起動音と共にメーター、ナビが立ち上がりますがアニメーションはノート系と同じような感じで車両のグラフィックがクルッと回るタイプ。
メーター内でふわーっとアニメーションが出て立ち上がるのもBEVモデルの特権みたいです。

同じプラットフォームで三菱からアウトランダーが先に発売されましたがアウトランダーがより上級志向なのに対してエクストレイルはアクティブ志向なのを感じさせます。
トヨタのRAV4とハリアーみたいな関係性をイメージさせます。

それでは走り出しましょう!
今回の注目ポイントは何と言っても1.5L直3VCターボ+e-powerのパワーユニットとついに世の中に体感できる車が出てきた日産の最新4輪制御技術のe-4ORCE。

ノートやセレナなどの既存車種では1.2L直3NAエンジンが発電用に使われていましたが、今回は1.5Lに排気量がアップした上にVCターボを採用することでエンジン自体の出力も大幅に向上しており発電量が大きく取れるため、モーターの出力を大幅に上げることができるようになっているのがポイント。
フロントに150kW/330N・m、リアに100kW/195N・mと結構な高出力なモーターを用意してきました。
モーターの出力だけを見るとアウトランダーPHEVよりもさらに強力なものになっています。

モーター駆動はやっぱりクセになります。
0回転から最大トルクを発生する特性で加速がとにかく優秀。
EV級の高出力モーターを持ってきたこともあって1880㎏の車重をものともしない加速をします。

そして注目のVCターボなんですが…
びっくりするほど静かです。
エクストレイル自体の遮音が割としっかりしてあるというのもあるとは思いますがノートでさらに静かさを増したと感じていたところに輪をかけて静かさを増した印象です。
今回わざと高速試乗ができる店舗まで出張してきたんですが、合流時にフル加速を試してみてもエンジン音をほとんど感じないくらいまで抑えられていました。
既存の1.2L+e-powerではさすがに踏み込むとそれなりに音がしていましたがこの1.5LVCターボ+e-powerは踏み込んでも結構余裕そうな感じ。
こうなるとさらに高出力にしたNISMOモデルとかも期待しちゃうレベルの出来です。

ここまで静かな中で気になったのはタイヤの音。
19インチのGグレードはハンコックの「VENTUS S1 evo3 SUV」というタイヤを採用しているんですが、ロードノイズと空洞共鳴が少し気になります。
「お前VEURO履いてるんだから純正タイヤが少しうるさく感じるのは当たり前だ」と言われてしまうと何も言い返せないのですが、少しブロックが地面をたたく音が大きい感じ。
空洞共鳴に関していうと内部構造がかなり薄く感じるようなレベルでパコン!って音がしていました。
僕だったら速攻でタイヤだけ変えたいですね。
アリアは純正タイヤでも結構静かにできていたのでこの辺は余計に気になりました。

純正タイヤの中ではAUTECHに採用されている20インチがミシュランのプライマシー4(カタログに銘柄まで記載されているので複数種類が用意されているということもない)なので静粛性ではこれが一番優秀かもしれません。

もう一つ注目のe-4ORCE。
考え方は三菱PHEVのツインモーターS-AWCに近いものを感じます。
モーターとブレーキを統合制御してコーナリングやブレーキングでスムーズに走れる性能を提供しようというもの。
今回はコーナリングでの感覚というのはあまり味わえませんでしたが、ブレーキングでのピッチングの少なさは感動レベルでした。
日産のe-pedalはオンにすると結構強めに減速Gが出るので車によっては少しつんのめるような動きになるように感じていたんですが、エクストレイルでe-pedalをオンにして走ってみても前につんのめる動きが見事になくなっていました。
駆動力配分もきめ細かく制御されていて、状況次第では完全にFF状態で走ることもあるししっかり加速する時はリアモーターもしっかり動かしているのが確認できました。
これはアリアでも結構効果を発揮しそうなので早くアリアでもe-4ORCEモデルの投入をしてほしいところですね。(そもそもB6のFFも受注停止する状況なのでe-4ORCEの投入時期は不透明)

そしてここ最近の日産車は個人的にかなりステアリングフィールが好みになってきましたが、エクストレイルでもその傾向がしっかり続いていました。
ある程度路面の状況を手に伝えつつ不快な振動はしっかりカットしてくれますし、センターのしっかり感もGood。
どうもステアリング周りの取り付けが変わったらしく、その辺の効果がバッチリ出ていますね(詳しくは五味やすたか氏のYoutubeをご覧ください)

足回りも路面の凸凹を丁寧にいなすセッティングがなされていました。
少なくとも街乗り~高速道路のシーンにおいては不快なブルブルとかガタガタというような振動はありませんでした。
アリアよりは少し締まったようなセッティング。

なかなか発売されないなぁってなっている間にRAV4/ハリアーに販売台数を持って行かれた感は否めないところですがこのエクストレイル、売れそうな感じがします。
全車e-powerになったことで価格帯はかなりお高くなりましたが…
過去最高の出来になったe-power、そして高級車然としたフラットライドを提供するe-4ORCEの組み合わせ。
おすすめです!
Posted at 2022/07/24 15:34:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗記 | 日記

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