12/16についに発売された新型アウトランダーPHEV。
一部店舗では試乗車も配備されており早速試乗してきました!
今回はいつもの店舗でも先行展示で行った広島の店舗でもなく、益田三菱自動車販売さんで試乗してきました。
ちなみに現時点では西日本三菱さんはほとんどの店舗で試乗車の用意はできていないみたいです…
今回の試乗車仕様は…
グレード:P
ボディカラー:ホワイトダイヤモンド/ブラックマイカ(2トーン、有料色¥132,000)
オプションはほとんどなしの素のPグレードでした。
エクステリアデザインは先行展示で確認済みなのでさらっと。
Pグレードなのでバンパー下部もカラードになっています。
今回はPグレードなので内装が専用のブラック/サドルタン内装となっています。
写真で見る分にはかなり派手な印象でしたが実物は写真よりは落ち着いた印象でこれはこれでよいのではないかと思いました。
そしてもう一つPグレード専用装備としてはセミアニリンレザーを採用したシートもポイントですね。
セミアニリンレザーって高級車でよく使われるらしいんですが、実際には触れてみたことがなかったのでどんなもんなんだと思っていたんですが、これはかなりクセになりますね…
個人的にはレザーシートってあまり好きじゃないんですが、このセミアニリンレザーの感じならレザーシートを選んでもいいかなと思えます。
それでは走り出してみましょう!
先代の後期モデルと同じ4B12型2.4Lエンジンに前後にモーターを搭載する構成になっていますがモーターの出力は大幅にアップ。
2tを越える車重を持つ車ですが、その重さを感じさせないほどにスーッと走り出していきます。
今回の試乗では、NORMALモードのほかにTARMACモードとPOWERモードを試してみました。
まずは一番素の状態と言えるNORMALモードは当然といえばそうなんですが普段の街乗りから扱いやすい特性になっています。
TARMACモードはエクリプスクロスPHEVのそれと比べると過激さは薄めた特性なように感じました。
EVプライオリティモードがキャンセルされ、回生モードがB5に入るのはエクリプスクロスPHEVと同様です。
そして、POWERモードはまさにその名の通りモーターのパワーをとにかく発揮させる特性になっていてバッテリーが半分近く残っていても積極的にエンジンも使って発電するようになっています。
助手席に乗っていた益田三菱の営業さんも今日が初乗りとのことでしたが、アクセルを踏み込んだ時に背中が押し付けられるような感覚があったとのことでした。
エクリプスクロスPHEVでも静粛性はかなり良かったと思うのですが、今回のアウトランダーPHEVはもう1段どころかもう2段くらい静かな印象も受けるレベルで車内はかなり静かになっています。
これには正直びっくりです!
途中でPOWERモードに入れて思いっきりアクセルを踏んでみたんですが、それでもエンジン音がかなり抑え込まれています。
そして、乗り心地はまた今までのモデルたちとは別物といった印象です。
新しいプラットフォーム、フロントのロアアームとリアのアッパーアームへのアルミ採用、液封ブッシュの採用などがトピックとなっているアウトランダーPHEVの足回りは街中走行をする分にはかなりフラットな乗り味を提供しています。
新しいプラットフォームは日産とルノーとのアライアンスで各社が使用するCMF-C/Dと呼ばれるもの。
それ故に「三菱らしさが消えるのでは」なんて言われることもありましたが、決してそんなことはないと思いました。
確かにこれまでの三菱車にはない”日産っぽい”と思う部分はちらほら見受けられるのは事実ですが、走りの根幹部分においてはしっかり三菱の車であることを確認できました。
特に三菱の車らしいなと感じられたのがステアリングフィール。
日産車の場合は個人的にもう少しセンター付近のしっかり感が欲しいと思うこともあるんですが、アウトランダーではその辺がしっかり剛性を確保されているなという印象を受けました。
そしてPHEV×S-AWCの走り。
これは当然ですが日産にはない三菱ならではのポイントであると言えます。
2モーターのハイブリッドは世にたくさんあってもフロントと同等以上の出力をリアでも発揮できる組み合わせになっているのは結構珍しいのではないかと思います。
直接のライバルとなるトヨタのRAV4 PHVも前後にモーターを搭載する2モーター式の4WDですが、RAV4 PHVではフロントに対してリアモーターはパワー&トルクが低いものを採用している辺りに両メーカーの考え方の違いも感じられますね。
この辺が走りの感覚にもかなり影響していて、RAV4 PHVは交差点等でステアリングを切り込んでいくとフロントが重苦しく感じるところを、それより重いアウトランダーPHEVは重量を感じさせないほど自然に曲がっていきます。
結局のところ、今回のアウトランダーPHEV…
今までの三菱車とは完全に別物です。
先代アウトランダーPHEVやエクリプスクロスPHEVと同じ感覚で乗ると驚きがかなりあるんじゃないかなと思います。
実際僕は乗って戻ってきた後にあまりの驚きで笑いしか出なかったほどですw
そして…
これだから三菱車はやめられねぇぜ!
とこれからも三菱自動車を応援していこうという気持ちを新たにしましたw
Posted at 2021/12/18 16:32:18 | |
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