
昨夜のこと。
とあるネットで若いおにゃのこが軽自動車欲しいってんで中古車サイトのページ交えながら他のみんなとワイワイ談義しながら盛り上がってましたw
その余勢で談義が終了してからクルマ乗りたくなったので走りに行きました。
今回の目的地は大阪和歌山県境にある紀泉高原スカイライン。
初めて行く道なんだがこの暑さをしばし忘れられる快走路なんだろうな~と幻想を抱きつつ出発。
初めて行く道なので府道62号からヘアピン状に左折して入る“犬鳴ルート”を選択。
こっちが一番無難らしいんでw
時刻はすでに午前2:00を過ぎる頃、入るや否や待ち構えていたのは道の両側から真ん中に向かって生い茂り伸びる雑草…
ろくに整備されてないのか夏のパワーでぐんぐん伸びてるのか道路脇の側溝も越えて伸びる姿は…まさしく廃道の姿さながらであるw
入ってすぐは高度を上げるためグングン上っていく。
深夜の為エアコンは付けてないので我がプレオも軽々と山を上って行く。
路面には走り屋がつけたと思われるブラックマークが大量に。
速度は全然出てないんだが誰もいないのでそのアウトインアウトラインをトレースしながら走ってると無数のブラックマークの一本にカーブを描かず山肌一直線のものが…
昔じゃあるまいし別に攻めに来たわけじゃない。
自分の中ではスカイラインと言えば高野龍神だけに一体この道のどこがスカイラインなんだとボヤキつつ
山肌一直線のヤツは死んだのだろうかと恐怖しながらさらに高度を上げていく。
走り屋にはたまらないであろうグニャグニャカーブ区間を越えると少しはスカイラインっぽくなってきた。
あくまで少しは…な話で高野龍神と比べると全然快走路ではないw
全く街灯も無く例によってタヌキやイタチの飛び出しにまた恐怖しながら最終地点と思われるところに到着。
誰もいない小さな駐車場に車を停めて外に出るともの凄い静寂感。
風のざわめきすら聞こえない。勿論人の気配など無い。
ここまで書けば雲海を見に行った先日の護摩壇山となんら変わりは無さそうだが向こうは広々として景色が良いのでたとえ深夜でもちょっとした趣を感じれるがこちらは妙に狭い空間なので言い知れぬ恐怖感が湧いてくる。
街灯はあるのだが全て消灯している。頼りは月明かりのみ…
早速展望台なるものを目指したいわけだが…ここから更に山中の道を行かなければ行けない。
で、そのルートの入り口を見ると弱い月明かりを簡単に遮る木々の植生で向こう側が見えない暗黒の世界。
気軽な気持ちで来たので懐中電灯なるものは持ってない。
まあせっかくここまで来たのだから…とあえて暗黒世界に突入するも5mも進まないうちに脇の林から大きくガサガサっという音…
自分の呼吸音位しか他に音が無いせいか異常に大きく聞こえた。
音の方向は勿論360度全方向警戒して身構えるが更なる反応は無い。
冷静に何か武器はないかと考えて…いつも通り何も無いw
仕方ないので車のカギを指の間に挟んで先端を突き出して簡易ベアークローで何かあったら対処することにした。
熊か雄鹿か猪か猿か山賊もとい人間か…
はたまた犬鳴・牛滝といった心霊スポットにかこまれた霊域なのである種何かの理解できない力が帰れと言ってるのか定かではないが数分身構えるも見えない敵?の反応は無かった。
やはり深夜ということもあってこれ以上の突入はやめることにしたw
ここまで来てこれは悔しいが東京ドームを控えて死にたくはないんでw
で、暗黒世界から再び月明かりのある駐車場まで帰ると今度は…蛇。
夜中なのでシマヘビか青大将かマムシかは判別不能だったがこちらは向こうがさっさと逃げてくれたので幸運だったかも。
帰りは往路の無難な犬鳴ルートじゃなく酷道マニアらしく牛滝ルートを使って帰宅!
生身じゃなく鉄のプレオと一緒なら怖くねぇと意気込んで更にスカイライン最深部に行くもそこには牛滝ルート崩壊で通行止という無情の看板が…
結局何もできずまた同じ道を経て下山することにした。
帰宅は4時前となった。
高野龍神みたいな快適稜線ドライブを期待していてこのザマ。
一体どこがスカイラインやねんと悶々しつつ家に帰ってもうちょい調べるとここ正式には実は林道なんですねw
いかに恐怖感に支配されてヘタレたとは言えとにもかくにもこのままでは済まされないのは事実。
必ずリベンジはせねばなるまい。
今度は早朝~お昼~夕暮れ時にねw
間違っても皆さんも深夜には一人で
絶対に行かないように…
見えざる力に飲み込まれたくなければ。