DIYクラッチ交換 part1

過去の整備記録になりますが、誰かの参考になればと思い、投稿してみました。

このランサーが自分の手に渡ってからから2度目のクラッチ交換。

四駆のクラッチ交換工賃は学生のお財布には大打撃です。DIYで高い工賃を浮かせるに良いクラッチを入れよう。ということで、また自宅で交換します。

ORC 559D ツインプレートメタルクラッチをチョイス。

まずはジャッキアップしてエンジンルーム上側から。

ネジや工具等落としても拾えるように、上側から作業する場合もジャッキアップしてから作業開始。

エアクリ、エアフロセンサーを含むミッション上部にある吸気系のパイピングを摘出。

ハーネスやレリーズシリンダーの配管のステーがミッションケースにボルト留めされているため、そちらをはずすのもお忘れなく。

下に潜って、ダウンパイプ(フロントパイプ)、サポートバー、エンジンロールストッパーが2つついたセンターメンバーを外します。

ミッションとトランスファーのオイルもこのタイミングで抜いておきます。

セルモーターを外します。必ずバッテリーを外してから端子を外すように。本体はボルト2本で留まってるだけ。

ハブナットを取って、ロワアームのジョイントを抜いて、スタビリンクとロワアームを切り離して、やっとドラシャを抜き取る準備が整います。

なるべくシャフトをまっすぐにして、シャフトの根っこの硬い部分にタガネ等を噛ませて叩けば抜けます。

次に、事前に用意しておいたアイボルトとスライドハンマーでトランスファーのインプットシャフトを抜き取ります。Cリングで引っかかってるだけなので2発くらいかましてやればスコーンと抜けてくるはず。

アイボルトはホームセンターで、スラハンはアストロ製。ちなみにシャフトに彫られてるネジ穴はM8×p1.25です。参考までに。

トランスファー本体の取り外しです。

上下合わせて6本のボルト取って軽くバールでこじって降臨。腹ジャッキで受け止め切れるくらいの重量ですが、危険なのでなるべくミッションジャッキ等を使用しましょう。(主は持ってません)

トランスファーが降りたところの眺め。

滅多に確認できるところではないので、各部配管の漏れなどは随時確認しながら作業しましょう。

写真はもうミッション降りちゃってますが…

ミッションとエンジンを繋いでいるボルトを全て取って、こじれば分離します。

ここで注意点が、ミッション分離させる前にミッションケースの下側のゴム栓してあるサービスホールからレリーズベアリングとクラッチカバーの切り離しをするのを忘れずに行ってください。

この作業をやらないとボルト取ってもエンジンとミッションは分離しません。予めラスペネ吹いておいてマイナスドライバーでこじるとカチンって外れてくれるはず。

前回はこれがうまくいかなくてレリーズフォークの窓からクラッチカバーのボルト外して切り離しました…

part2へ続く