
前にも書いていたウェイトローラーを変更するチューニングだが、いろいろな重量で試してみた。
6g台前半まで一個あたりの重量を軽くしてみたが、やはり軽すぎると最高速度が伸びなくなった。
軽いほど低速域での加速は良くなるのは確かだったが、6g台前半になると高速側は平坦地では100km/hくらいまで伸びるのがやっとで、ノーマル状態で110~120km/h辺りまで伸びるのに較べると最高速が落ちてしまうことになる。
プーリーに粘着性のある塗料をつけて組み付けてみると、外周部の塗料が削れることなく残るのを確認した。
どうせそんな高速で走ることは無いのだと割り切るという方法もあるのかも知れないが、CVTの動作としてはプーリーの外周部が使えていないことになる訳で、そのまま使い続けるとプーリーに段ができるような偏摩耗につながるだろうと思われる。
プーリーの外周までベルトが上がるには、どうやらウェイトローラーの重量は7.5g/個が限界になるようだ。
機体ごとの個性とか状況による差があるかも知れないことを考えると、0.1~0.3gくらい重めにして置いた方が良いかも知れない。
現実的には8g弱と考えるのが良いだろう。
交換した直後は、エンジン音が高回転になっているのが気になるかと思ったが、慣れてしまうとそれが当たり前に感じるようになった。
それに加速が終わって定速で走る場合には、エンジンの回転はノーマルとあまり変わらないようだ。
感じ方に個人差はあるのかも知れないが、マフラー交換のような音がうるさくなる心配はしなくて良さそうだと思った。
静かにさりげなく速く走りたいという場合には、適したチューニングかも知れない。
自分なりの結論として、7.5g強の重さで落ち着くことになった。
これが、最高速が落ちなくて、しかも加速が一番良い状態だと納得したからだ。
それにしても、ここまでに随分ウェイトローラーを作ってしまった。
均質に作るための治具もだいぶ作る事になってしまったが、チューニングの試行錯誤が一段落してしまうと、次は部品寿命が尽きるまで作る必要がないというのもなんだか勿体ないような気もしてきた今日この頃。。。
Posted at 2009/04/13 20:51:54 | |
トラックバック(0) |
SYM RV125 EFI | 日記