
実は先日のRV125EFiのクラッチを交換(整備手帳に記載)の時に、ウェイトローラーを確認した。
サイズは、Φ18.0mm×14mm。
重さは、10g/個×6個だった。
SYMのRVシリーズには、排気量で125、150、180、そして最近では250ccがある。
125/150/180には、キャブレーター仕様のJPモデルと、ガソリンインジェクション仕様のEFiとが、それぞれにあるようだ。
各機種とも共通点が多く、サービスマニュアルもJP共通とEFi共通の2系統になっているようだ。
しかし、日本で販売された125JPと125EFi、180EFiについては、CVTの各部品は125JPと180EFiに共通する事が多く、125EFiだけ異なるという事が多いみたいだ。
例えば、WRは125JPと180EFiは共通でΦ20mm×15mmで重さは12gだが、125EFiのWRはΦ18mm×14mmで重さは10gになっている。
WRのΦ20mm×15mmというサイズは、ホンダのスペーシーと同じサイズらしく、インターネット上を検索すると125JPのWRを変更したという情報はいくつか見つけられる。
しかし、125EFiについては情報が非常に少ないし、同一サイズで重量の異なるWRが部品として無いらしい。
そこで、作ってみることにした。
いつでも標準状態に戻せるように、元からついているWRはそのまま取っておきたいというのもある。
純正部品を取り寄せて改造する方法もあるが、1セットが2700円するそうで、その他に手数料なども掛かるようだから、国産バイクの部品に較べて割高な感じがする。
そんなこんなで、同じ形状で軽いのを作ることにしたのだ。
写真が、作ったウェイトローラー。
旋盤で削り出したのだが、安定して削るには熟練が必要だと痛感した。
写真では解りにくいかも知れないが、1個目と6個目では出来具合にだいぶ差ができてしまった。
必要な治具がだいぶ解ってきたところで6個できたので、とりあえずはこれで試すことにした。
重量は7.5gくらいに仕上がった。
持っている秤はキッチンスケールなので、0.5g単位でしかはかれない。
設計上の計算重量は7.8gのはずなのだが、そこまで計れないので、まぁ良いことにしよう...
さっそく取り付けて試走してみた。
いい感じだ!
思惑通り、発進や低速からの加速では今までよりもエンジンの回転が高めで推移する。
加速感もノーマルよりは良くなった「気がする」。
タコメーターが着いていないし、タイムを計ったわけでもないので、あくまでも「感じ」でしか表現できないが、交差点で止まった状態から青信号で走り出すときに、周りに元気の良いバイクが居ても取り敢えずはついて行ける感じにはなったと思う。
真っ先に飛び出すほどではないけれど。
RV125は排気量の割に車体が大きく、重量もそれなりなので、出足ではいつも遅れる感じが悩みなのだが、これが改善できるのはかなり良い感じだ。
7.0gとか6.5gとかにすると、もしかしたら加速がもっと良くなるかも知れない。
耐久性も見たいから、少し走ってからまた交換してみようと思う。
Posted at 2009/02/08 21:26:24 | |
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SYM RV125 EFI | 日記