
旋盤の整備を続けています。
ギアボックスが幾つもあるのですが、どれもオイルが古いので、オーバーホールしながらオイル交換です。
一つ一つが重いので、取り外しも取り付けも苦労します。
筋肉痛が絶えません。(^_^;)
オーバーホール作業は開けてみないと手順が決まらないのと、油だらけでカメラを触れないのとで、写真はほとんど撮れませんでした。
それでも一通り、可動部の潤滑を整備できたので、主軸を回しても良い状態になりました。
なので、電気系の整備に進んできたところです。
インバーターはノイズが出そうなので筐体の中に入れてしまいたいですが、熱も出るので機械を熱膨張させるような場所には置きたくない。。。
配線の取り回しも考えないと、安全上の問題もある。。。
などなど、考え出せば難しい要素もありますが、試行錯誤の結果、本体左側の下方「EGURO」の銘の入った蓋の内側でモーター室の上部にあたる場所に仕込みました。
ここなら、モーターや起動・逆転スイッチに近いので、配線については合理的に片付きます。
本体に穴をあけたりはしたくないので、アルミのアングルを加工して蓋の取付穴を利用して固定し、インバーターを中に入れ込み、コントロールスイッチはアルミの新造部分に取り付けて処理してみました。
配線はなるべくオリジナルのまま残したかったけれど、インバーターを使うと特有の事情もあって妥協する部分も。。。
ポールチェンジは、8極ではモーターの唸りが大きいので4極だけにして、使わないことに。
代わりにインバーターで周波数を変えて変速するので、機能的には向上したと言えるかも。
逆転もインバーターで処理するので、従来の回転方向切替スイッチは単に正逆方向の起動スイッチとしてだけ機能することにしてみました。
誤操作を避けるには、元々のレバースイッチの物々しさがヨロシイ感じなので、スイッチはそのままに配線だけをインバーターのファンクションに繋ぎ変えてみました。
ペダルの緊急停止は、インバーターの減速停止に繋ぎ変えて、緊急停止スイッチは赤いキノコスイッチ(パネル左側)に変更。
せっかくインバーターを使うので、無段変速ツマミ(パネル右側)とジョグモードスイッチ(パネル中央)も付けてみました。
インバーターにはファンクションが沢山あるので、省エネモード運転とか、いろいろ設定してみました。
というような訳で、ひとまず動くようになりました。
でも、スクロールチャックが付いてないので、ワークを掴めない。。。orz
コレットチャックが一つだけ付いているのだけれど、ここからどうやってスクロールチャックを付けるところまで、部品加工をするか。。。いま、悩んでいます。
旋盤は、機械を作るためのマザーマシンと言うけれど、ワークを掴まないことには加工ができないんですよね〜。
知恵の働かせどころですが、無い知恵を絞って考えるので、なんか熱が出そう。。。
まだまだ、続く。。。
Posted at 2011/06/05 21:39:07 | |
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旋盤 GL-120 | 日記