
絶滅危惧種模型飛行機(Uコン)の機体製作に着手しました。
完成予定は2020年3月末予定。
狂いが無く目指す性能が発揮できれば、2020年F2B日本選手権大会にて使用する予定の機体です。
【画像は2019年日本チャンピオンの飛行です】
競技種目「F2B」は定められた曲技飛行パターンを、いかに正確でスムースに描くことができるかを競う競技です。
非常に難易度が高い演技が多く、軽く・強く・運動性能が高く、更に美しさを併せ持った機体が求められます。
強度を上げる⇒重くなる
美しく仕上げる⇒重くなる
重くなる⇒運動性能が落ちる
最小限の重量で最大限の性能と美しさを得る。
いかに相反する要求項目を目標重量の中で高次元にバランスさせるかが大きな課題です。
目標完成重量は1,650g
機体サイズは 全長=1,200mm 全幅=1,500mm ほどです。
これまでかなりの数の機体を作りましたが、100点満点は1機もありません。
「今度こそは」といつも思うのですが・・・(笑)
大まかな製作工程は
①各部(パーツ)の作成
②各部の合体と全体作成
③被覆・塗装
④架装
です
先ず、水平尾翼から作ります。
一般的な飛行機よりも機体サイズに対する比率(平面積)が大きいのが特徴です。
これは、優れた水平飛行安定性と鋭い運動性能を両立させるために進化してきたデザインです。
材料は「バルサ材」が主で、中央部の補強に薄い航空ベニヤを使います。
目標重量80gに対して81gで完成。合格です。
接着剤は5種類を使い分けます。
右 瞬間接着剤(超低粘度)⇒超短時間で強力に接着します。
左 瞬間接着剤(高粘度)⇒位置決めをしっかりして確実に接着します。
右 2液型エポキシ系接着剤(30分タイプ)⇒衝撃に強く比較的速く強力に接着
します。
左 2液型エポキシ系接着剤(90分タイプ)⇒衝撃に強く長時間かけて超強力に接
着します。
木工用タイトボンド⇒木材専用で硬化後の切削が容易です。
次回は主翼製作です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
興味を持たれた方は「日本模型航空連盟 CL委員会」のサイトをご覧ください。
Posted at 2019/12/21 00:40:54 | |
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