補助電動ファン エアコン連動化
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
夏場のエアコン不調を2年くらい我慢して乗っておりました。
流石に仕事で汗だくの毎日で扇風機程度の風しか出てこない、若しくはエンジンの熱で温い風が出るのには困っていました。
但し、高速走行時などはコンデンサーに風が当たるためかクーラー温度が下がるという現象、、、
渋滞の高速は最悪です。
信号待ちなど走行風が当たらなくなると温風に変わり、熱くて日干しになります。
2
補助電動ファンは冷却水温度が100℃近くにならないためか常時稼働しておらず、コンデンサーの黒いホコリ汚れがフィンの形でクッキリしておりました。
そこで、補助電動ファンをエアコン始動と連動作動に変更する試みです。
350Sの補助電動ファンは4Pinコネクタです。
他グレードは2Pin等もありますが、
基本的な制御構成は同じで、
+12V信号とアース信号で制御しているのみです。
4Pin仕様の信号線を確認しましたら以下でした。
回路図が無いので接続先は確認が取れませんでした。
(1)薄緑:常時12V (コンピューターor IPDMから?)
(2)桃色:常時12V (コンピューターor IPDMから?)
(3)黒/黃:アース方面(水温サーモスイッチ?)
(4)黒/黃:アース方面(冷媒圧力スイッチ?)
テスターで電圧、導通確認しました。電源一次側に作動リレーが組み込まれているかと思ったのですが、カラーコードには常時電圧が立っており、(3)と(4)はアースに落ちていませんでした。
(3)と(4)は短絡しているので、ファンモーター2次側でリレースイッチを介してアースに落ちると考えて良いと思います。
3
よって黒/黃線のいずれか1線をカットして分岐させ、
新たな分岐線を新設するリレースイッチ入口に持って行きます。
新設スイッチ出口をアースへ落とします。
4
リレースイッチのON/OFF制御信号は、
エアコンコンプレッサーの励磁信号から引っ張るようにしました。
コンプレッサーには3線入っているようで、
黄色、白色、青色ありました。
3線は束ねてエンジンカバーの前側上端から分岐して這わせてあります。
黄色と白色はエンジン始動+コンプレッサー停止で12Vが来ており、コンプレッサー電源系統と思われます。
そのうちコンプレッサーに1Pコネクタで接続された青線がコンプレッサー励磁信号でした。
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回路イメージは図のようになりました。
赤線部分は新設箇所です。
試運転にてコンプレッサー自体の励磁回路にも現状支障ないことを確認しました。
6
IPDM E/Rの出力検電、コンプレッサー付近の電圧測定など色々取り出し箇所を調べましたが、エンジン上部付近が一番取り出し易かったのでここで配線をカットしてあります。
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エアコンONで補助電動ファン作動することを確認し、
炎天下で23℃設定の風量フルにて試走1時間
→水温、油温を確認しました。
車内メーター読みにて
水温82℃安定 (作業前約90℃)
油温90℃〜94℃ (作業前約94〜98℃)
電圧14V弱 (作業前後変化なし)
だいぶ下がりまして若干オーバークール気味ですが、
水温が下がることは無く、エアコンを切れば標準状態に戻りますので良しとしました。
無理矢理の処置ですが、停車中のエアコンの効きが抜群に良くなりました。
回路図があれば相当楽に作業できたと思います。
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