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ソラノセイのブログ一覧

2021年06月08日 イイね!

アウトランダーの改善作業

本日,アウトランダー24Gガソリンエンジン(2019仕様GF8W)の改善作業の案内が届きました。前回は,シートベルトの部品が左右誤って取り付けられている可能性があるということで1回目の改善作業がありましたので,今回2回目となります。私の車では,シートベルトは正常部品だったので,今回初めての改善作業について思うところを書いてみます。まず,この改善作業は,「リコールするほどのモノではないけど,リコールされる前に改善しておきたい」というメーカーの思惑がありそうだという事です。実は,以前,2019年09月02日のブログにてFCMについて私の事例を説明しておりました。今回の改善作業はその過敏な反応をマイルドに設定し直すことのようです。説明では,【前方の物体や影】を歩行者と検知するおそれがあるとなっていました。本当は,このプログラムに書き換えるに至った経緯を全国のユーザーにきちんと周知すべきなのですが,メーカーがその情報を提供することを躊躇うのは,裁判になれば自ら不利な情報を公開するのは,不利益になると考えているからだと私には思えます。三菱自動車に限った話ではありませんが,特に三菱は,人命を軽視するような過去の過ちがありましたから,こういうリコールには至らないけど改善作業にいたった経緯を丁寧に,詳しく,わかりやすく,使命感をもって,情報公開をして頂きたいと思うのです。もちろん,「それじゃあ,リコールに至らないレベルのモノなんだから,改善作業もしないようにするぞ!」という企業では,困るのですが,法人格の会社が意志を決定するにいたった経緯というのは,その会社の風土を表し,ユーザーがその会社の自動車を選ぶことと関係があると思うのです。大好きな三菱自動車が,人を殺すような不具合をそのまま放置して,その責任を逃れるために会社ぐるみで隠蔽を図った過去を教訓としているなら,こういう改善作業でちゃんと説明して欲しいのです。たとえば,
1)FCMプログラムのセンサーを過敏に反応させることで,衝突の被害を軽減できる可能性(メリット)と日常の運転で警告音が頻繁に鳴ったり急ブレーキをかけたりする事例が発生する可能性(デメリット)がトレードオフになりやすいこと。
2)全国のユーザーからのフィードバックで,過敏にセンサーが反応して事故が誘発された事例がX件あり,事故を未然に防げた事例がY件あり,X件>>Y件となっていることから,センサーを過敏に反応させるメリットよりもデメリットが大きいと判断したこと。
3)国土交通省に意見を伺ったところ,リコール対象扱いにはならないが,メーカーの良心として今回の対応を決定したこと。
4)メーカーの評判を落とさないで済む,今回の改善作業を行う方が,リスクが少ないと判断したこと。
などを説明できないものでしょうか。まあ,こんなハイリスクを企業としては選択できないとは思いますが,その判断をしているのは,一部の幹部社員なのですから,その方の人格や法令遵守の度合いが企業のコーポレイトアイディンティティになるわけです。三菱自動車の技術に対する真摯さは,すばらしいものがあります。しかし,一方で,古き良き時代の同僚を守る企業風土が災いして,「わざわざ波風をたてるようなことをするな」という保守的なところは残念にも思います。T社でも,パワハラで部下を自殺に追い込んでいるのですから,どの企業にも闇はあります。しかし,その闇を改善していこうとする企業風土があるのかどうかが,これからの企業文化に必要です。ISO9001とか14001とかいくら箔を付けても,そこで働く人たちが,「三菱自動車の社員として恥ずかしくない仕事をしたい」と思えなければ,意味が無いのです。私は,日本を支えてきた三菱自動車の技術陣に敬意を抱いておりますし,人材育成と技術資料を継承してきた三菱自動車にはこれからも発展して頂きたいと願っております。だからこそ,こういう機会を捉えて,より一層,情報公開に務めて頂きたいと願うのです。
Posted at 2021/06/08 21:21:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | FCM | クルマ
2021年04月25日 イイね!

これからの自動車技術と国策について

最近,ハイブリッド車や電気自動車でなければ,公道を走れなくなるようなカーボンニュートラルの雰囲気が出てきております。実際,完全に二酸化炭素を排出させないようにするなら,水素燃料電池方式になり,ガソリンを燃やさない(二酸化炭素を排出しない)で水素燃料を作るには,再生可能エネルギーで水素を水から電気分解で製造しなければなりません。そうなると,水素を運搬し補給するためのインフラを整備するため,かなり膨大なコストと時間が必要になるでしょう。既存のガソリンスタンド設備を全て廃棄し,水素ガスステーションを新規建設しなければならないし,交通事故等に対応できる水素燃料タンクの開発供給をもっと熟成させなければならないでしょう。あと30年ぐらいは,ガソリン車・ハイブリッド車は,まだなくせないと思います。
 この『乗用車の燃費・CO2排出量』グラフを見ると,2030年度基準を満たしているのは全てハイブリッド車のみで,車重1t~1.5tでの燃費が良いことがわかります。2t以上の大型高級車では,基準を満たしていません。
https://www.mlit.go.jp/common/001396942.pdf
こうなってくると,これからの傾向として
1)軽い車重にするための技術開発 ハイテンやアルミ合金からカーボン複合材へ
2)大型車への重税と小型軽量車への減税 燃費の悪い車を市場から駆逐させる
3)ガソリン車・ハイブリッド車から水素燃料電池車へ買い換えを促す補助金政策
4)環境負荷税等による,二酸化炭素排出量の多い車への罰金政策
などが今後対策としてとられていくかもしれません。
 トヨタが,日本の国策を牛耳っておられるので,各メーカーとしては,トヨタの動向を注意深く見ているでしょう。実のところ,ガソリン(石油)の元売りを国がやっているわけなので,ガソリンの値段を高く釣り上げれば,ガソリン車は売れなくなり,ハイブリッド車が売れるようになります。でも,ガソリンエンジンの技術を完全になくしてしまえば,はたして,日本は水素燃料電池方式による電気自動車技術で生きていけるのか? まだ微妙な所なのです。トヨタは生き残るかも知れませんが,おそらく日本の国の屋台骨が傾くことでしょう。

結論
1)ガソリンエンジンを主軸にしたカーラインナップをハイブリッド車へ転換
2)ハイブリッド車を水素燃料電池車へ買い換えるための減税と補助金政策
3)ディーゼル車やガソリン車に代わるトラック・トレーラー運輸車の開発
などが急務となるでしょう。
Posted at 2021/04/25 20:40:43 | コメント(1) | トラックバック(0) | カーボンニュートラル | クルマ
2021年01月19日 イイね!

アウトランダーの凍結道路での走行の補足

前回の『アウトランダーの凍結道路での走行』について補足がありました。
まず,凍結道路でありながらそこそこ走れたことが,全てS-AWCのおかげであるかのように記述してしまいましたが,アウトランダーの新車装着タイヤ「TOYO TIRE 株式会社のA24」は,M+Sの表記があり,オールシーズンタイヤなのです。
しかし,性能の公式発表がHPに記載されていないのです。ユーザーの口コミでレビューを調べてみると,凍結道路での性能はスタッドレスには及ばないものの,制動距離はブリザック並み,圧雪道路でも問題なく走るという事でした。そうすると,今回の凍結道路でのアウトランダーの挙動が優秀だったのは,タイヤの性能もあるようです。新車装着タイヤなんて大した性能は無いだろうと思って,肝心のタイヤの性能をおろそかにしていたのは,盲点でした。おそらく,北海道や東北地方などの大雪地方でのユーザーを見越して,アウトランダーには,オールシーズンタイヤを驕ったのだと思いました。(アウトランダーは,標準で寒冷地仕様)サマータイヤを履かせて,オンロードでの性能を上げることもできたのに,あえて,オールシーズンタイヤを装備させてマッド&スノーでの性能をアピールしようとしたのは,三菱の生真面目さなのかもしれません。タイヤ交換時には,このタイヤよりも良いオールシーズンタイヤを選んで,履き替えようと思いました。

アウトランダーの新車装着タイヤの情報
TOYO TIRE (株)
https://www.toyotires.jp/product/oe/
1033-0432 A24 225/55 R18 98H 三菱 アウトランダー
Posted at 2021/01/19 23:28:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | タイヤ | クルマ
2021年01月11日 イイね!

アウトランダーの凍結道路での走行

日本全国を襲った大雪警報の連休でしたが,福岡県でもそれなりに雪が積もりました。わずか数cm程度ではありますが,雪になれていない九州人はかなり苦労をしました。もちろん,スタッドレスタイヤやチェーンを巻いて走行することが正しいのですけれど,ノーマルタイヤでどの程度走れるのか,早朝実験してみました。迷惑をかけない時間帯と道路を選んで,予めアウトランダーが滑らないで走れることは確認済みです。けれど,公道である以上,ノーマルタイヤで凍結道路を走ることは,人に迷惑をかけるので推奨しません。また,チェーン規制がされている道路では,法律違反となりますので,ご注意ください。

斜度10% 気温マイナス2度の凍結した道路でのアウトランダーで,SNOWモード走行です。この程度の積雪ならノーマルタイヤでも走れるというのではなく,S-AWC搭載のアウトランダーだから可能であったということです。普通の車が,ノーマルでも大丈夫という意味ではありません。また,アウトランダーの性能を過信して,ノーマルタイヤで凍結道路を走ることを推奨しているのでもありませんので,くれぐれもご注意ください。雪国の方が,これをご覧になれば,「危険なことをするな!」とお叱りを受けそうですが,あくまで,福岡県というほとんど雪が積もることがない土地で,突然の雪が降ってきたときに,『どの程度の走行がノーマルタイヤで可能か』を知るための実験です。

走行所見
・時速30~40kmでは,普通に走ることができる。
・ブレーキをかけるとアンチロックブレーキが働き,毎秒5回ほどのポンピングが作動して,滑り気味で停車する。
・SNOWモードでは,四輪が地面に喰いつくような挙動をする。
・トラクションを上げるために,エンジン回転数をコンピュータがシステム介入するために,運転者のアクセルワークとは違うレスポンスになる。
・静止状態から走り出すときに,ゆっくりと加速していく。
・S-AWCが働いて安全に自動車の挙動をコントロールしていることが実感できる。

四輪自動車の全てがこのようなことができるのではありません。三菱アウトランダーS-AWC搭載車の性能が,このような走行を可能にしているという事に,あらためて驚いた次第です。
Posted at 2021/01/11 08:04:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | S-AWC | クルマ
2020年12月18日 イイね!

積雪時の自動車の安全性について

積雪時の自動車の安全性について『車立ち往生、3日目に 大雪関越道、なお1000台―新潟
17日午後の関越自動車道水上インターチェンジ付近の様子。立ち往生しているのは下り車線で、現在は解消している(東日本高速道路提供)新潟県などで降った大雪で、関越自動車道では車の立ち往生が18日朝も続き、発生から3日目に入った。東日本高速道路(NEXCO東日本)によると、下り車線の立ち往生は同日午前6時ごろ、約1日半ぶりに解消されたが、上り車線には正午現在、約1000台の車が取り残されている。』『』内 時事ドットコムニュース2020年12月18日12時41分より引用

電気自動車やハイブリッド車が,環境に優しく,ガソリン代を抑えて経済性にも優れていることは常識となりつつある。私も,ハイブリッド車を選択しようとはした。アウトランダーガソリン車ではなく,PHEVを買うことを検討したのだが,+100万円を投資するには,15年間ぐらい乗り続けなければ,ペイできない計算になった。10年間で10万キロメートル程度の走行なら,300万円のガソリン車を買う方が経済的になるのだ。走る曲がる止まる基本に忠実な熟れた技術を使うなら,いまだにガソリン車の方が優秀なのだ。今回,立ち往生してしまった背景には,
1)NEXCOの降雪による道路事情悪化の見通しが甘かったこと(通行禁止処置が遅すぎた)
2)大型車の冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)が適切に装備されていなかったこと
3)電気自動車やハイブリッド車の長時間アイドリングによるバッテリー切れや燃料切れが起きたこと
などが考えられる。1と2は人為的なミスによるものだが,3について考えてみたい。自動車の選択肢として,経済性や環境性能を考えることは悪いことでは無いが,今回のように積雪で3日間もの間,車内に閉じ込められるとしたら,果たして電気自動車やハイブリッド車は,人の命を守れるだけの安全性能があるのだろうかという事だ。30年前にロシアの知人から,日本のガソリン車は寒冷地ロシアでも大人気だが,丈夫さに劣るという話を聞いたことがある。まだ,ハイブリッド車プリウスが世に出ていない頃である。どういうことかというと,日本車は,マイナス20度でもちゃんとエンジンがかかるし,走り続けられるだけの性能がある。しかし,凍った道路でひとたび衝突事故が起こると,ロシア車は,どんなにぶつけられても走ることができるが,日本車は,事故ると動けなくなってしまう…のだと。
性能が良い車というのは,ある意味,デリケートに造られていて,安全マージンが日常生活での事故しか想定されていない。ロシア車は,氷雪の中でスリップして車同士が衝突しぶつかることを想定して,エンジンルーム内が堅牢に造られているが,日本車は,エンジンルーム内をクラッシャブルゾーンとして衝突エネルギーを吸収し人が乗るスペースを守るように発想されていて,その後,エンジンを回すことを考えていない。極寒のロシアでは,もしエンジンが止まって立ち往生すれば,それは,凍死の危険があるという事なのだ。日本車は,そういうことを考えて造られてはない。同じように,今回の災害では,自動車がアイドリングのまま3日間も動かすことを各メーカーは想定しているかという事になる。ガソリン車でも,かなりの燃料消費量になるだろう。まして,電気自動車でヒーターを温め続ければ,あっという間にバッテリーの電力が無くなり,ハイブリッド車でも,蓄電するだけの余力は無くなるだろう。アウトランダーのPHEV車は,2400ccのガソリンエンジンを積んでいるので,他社よりは積雪時に強いようだが,寒冷化におけるトラブルは,ガソリン車よりは,多いのではないかと推測される。車内で,過ごすということは,それなりの車内環境が快適でなければ,精神的にも肉体的にも疲労が大きい。室内が寒く,酸素の補給ができなければ,死ぬ危険性もある。そうなると,自動車の安全性は,日常での使い勝手だけを想定していたのでは,命を守ることができないことになる。ロシア車のようなぶつけられても壊れない車重2tオーバースペックの車を造れというのではないが,ある程度の安全マージンが広い車を作ることを考えてみるべきではないだろうか。今回は,死者が出なかったが,積雪時に排気マフラー管が埋まって,一酸化炭素中毒で死ぬケースは多い。豪雪地の性能として,積雪で埋まっても一酸化炭素中毒を起こさせない装備や長時間アイドリングに耐えうる装備などの対策が必要ではなかろうか。今まで,経済性や環境性能を追求して生まれたのが,電気自動車とハイブリッド車であるなら,21世紀では,さらなる安全性能を取り入れて,より安全性の高い自動車を開発して頂きたい。
Posted at 2020/12/18 23:46:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自然災害 | クルマ

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「カオスバッテリー パナソニック N-Q100/A3 を復活させてみた http://cvw.jp/b/3159989/48285408/
何シテル?   02/28 20:34
ソラノセイです。よろしくお願いします。
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