2007年10月22日
クルマの機能としては比較的どうでもいい部類に入るが、この純正オーディオはかなりよろしくない。ボーカルが聞きにくいほどのすっっっっさまじいドンシャリなのだ。ここまで凄まじいドンシャリは、最近ではミニコンポから安物PCスピーカーから携帯オーディオに至るまで、まずお目にかかれない。有形文化財に指定したいぐらい今時有り得ない酷さだ。
私はオーディオマニアのレベルで話しているのではない。ごく普通の安物カーオーディオのレベルで、それにしても酷いと言っている。どれぐらい酷いかと言うと、10年以上前のMRエスティマのカセットテープとラジオしかない標準オーディオの、遥か下の下のそのまた下ぐらいだ。
フラットなものをドンシャリにするのは簡単だが、その逆は容易ではない。試しに高音低音を4目盛りぐらい下げても、一部の中低音だけが突出して大きくなる傾向は相変わらず残る。ベースの一部分だけ強調されて聞こえるから、気に触ってしょうがない。
ボーカルだけちゃんと聞かせておけばとりあえず曲の像は把握できるのだから、オーディオにコストがかけられないのなら、素直にカマボコ特性にしておけばいいのだ。かつて乗ったプジョー205は典型的カマボコ特性な2スピーカーで、しょぼいはしょぼいが、ちゃんと音楽に聞こえたものだ。それじゃ高級車としてアレだから、ちょいちょいっと中高音と中低音だけ持ち上げて迫力出しときましょってな事なのだろう。DCJも随分安いマネをするものだ。
Posted at 2007/10/22 01:45:51 | |
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