2011年05月22日
と聞けば、まあ、色々な人がボロクソ言うだろう。ではそういう人々に問いたい。一体、どの政党の誰に首相になってもらえば、菅政権で対応の悪かった部分がどのように改善されるのか?
そういう具体歴な展望がないままバカだのクソだの批判しているのでは、子供の文句と何も変わらないのではないだろうか。なのに一般国民だけでなくマスコミもこぞってそんな子供のモンクを展開している。そんなモノに何の説得力も感じない。
少なくともAさんがダメだからAさん以外、B党がダメだからB党以外になどというのでは話にならない。実際そんなやり方はお話しにもならなかった事を、私達は先の衆院選で学んだのではなかったか? いや、学ばなければいけないはず。
私としては菅さんは、少なくとも原発事故対応に付いては「他の人よりもまだマシ」という評価である。第一に、「東日本が壊れる」発言に代表される原子力に対する強い警戒感。第二に、東電と馴れ合わずに東電解体まで視野に入れていること。
もちろん不満も沢山あるが、では他の誰だったらどのようにうまくいったのか、見当もつかない。例えば鳩山さんのようなユートピア主義者だったら現実に即した対応はもっと遅れていただろうし、もし自民党だったらもっと東電保護色の強い賠償策になっただろう。
それよりも菅さんの悪い所は平常時で、常に色々な所の顔色をうかがいながら政策を決めていることだと思う。こんなのは出来の悪い中間管理職の戦略であって、首相の戦略ではない。かつての宿敵(にもならかったが)の小泉首相のように、敢えて波風立てることによって政権を安定させるぐらいのリーダーシップが欲しい。
その小泉政権も東電解体までは着手できなかっただろう。震災対応を一つの起爆剤として、平常時手を付けられなかった所まで手を付けて欲しいと思う。そうすればどんなにマスコミが叩こうと、国民は支持する。それも小泉政権が証明した事である。
Posted at 2011/05/22 11:44:35 | |
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